聴くのが楽しい、麻薬のようなカナル型イヤフォンですから、暇があると音楽を鳴らしている今日このごろです。おかげで計算上、軽く300時間を超えています。その間の変化や発見を交えてレポートします。
まず、音の変化から。時間が経つにつれ、変化は少なくなっていきます。まあ、これは当然なわけで、最初の10時間までに最大の変化を起こしますが、それ以降はゆっくりと変化していきます。100時間時と今の状態の変化は少ないのですが、気づく点は主に二つ。
耳慣れの問題があるにしても、使用当初は多い低音が落ち着いてきます。多いことは多いのですが、非常に心地よい多さに収まってきました。使用当初を100%とすると、感覚的なものですが100時間時が80%で、現在は70%程度でしょうか。(実際の差異はもっと少ないのでしょう。これは耳慣れも含んだ数値と考えてください。)
最初は低音が多いので、低音調整ねじは最低の「フラット」な状態で使っていますが、今の時点なら好みで低音強調もありかなと思います。
解像度は、100時間時より現在の方が上がっていますよ。これも耳慣れもあるのですが。w けれど、低音が落ち着くにつれ、中・高音がよりよく聞こえるようになります。製品の構造上、突き抜けてクリアな高音とかは無理な話なんでしょうが、楽曲全体として聴くと、全体でバランスが取れていて楽に聴けます。
まあ、素人が音の質について語ってもそれほど役には立たないでしょうから、別の観点から。w
まず、ケーブルですが、東京の冬、最高気温が10度以下だが、最低気温は3度までしか下がらない、そんな気温ですが、やや堅くなります。シュアがけをするのにはケーブルの柔軟さが必要なので、この時期はケーブルに付いた癖なんかで、やや苦労するかもしれません。
付属に、シュアがけのための引っかけ器具が付いています。寒いときは使うと安定します。まあ、じゃまですが。w
この引っかけ器具ですが、中に針金が仕込んであり、自分の耳の形に合わせ、まず形を調整してから使用します。溝が付いていてそこにケーブルをはめ込んで使用します。
この溝全体にケーブルをはめ込むと「何だ、ずいぶん使用しづらいな」という羽目になります。実は、根本の数センチだけにはめ込む程度で良いんです。すると、ずいぶん使いやすくなりますよ。
同じく、付属のイヤーピースも温度の変化を受けます。
購入当初は、Lの一段や2段を利用していましたが、はまりづらくなり、耳栓を利用した自作へ切り替えていました。(作り方を知りたい人は、こちらから。)現在は、また付属品に変えています。試しに付けてみたら、また耳に合うようになっています。
低音ですと、堅くなるので、それで耳にフィットしなくなったのでしょう。気温が上昇するにすれ、柔らかくなり、再度耳に合うようになりました。
夏頃になるとまた変化するでしょうから、再レポートします。