AKB 53rdシングル総選挙アピール動画 速報当日・翌日視聴回数

AKB 53rdシングル世界選抜総選挙、速報当日とその翌日のリストです。比較のため、前日のデータも付けます。

これでわかるのは、速報結果がどの程度ＡＫＢファンへ「響いた」です。たぶん、コアなファンは動画を全部見るか、手元へ保存しているでしょう。そこまでしないが、どんなメンバーがファンから推されているのか、推され始めたのか興味を持つレベルの人が、速報結果を受けてチェックするわけです。

リストから注目ポイントを拾っていきましょう。（いつもの通り、リストはこのページの一番最後です。）

今年も速報１位であった、荻野由佳は２．３９％から、６．９１％と伸びています。速報１位の発表は、２年目でも影響力があるようです。

他のメンバーと比べどの程度影響があったのか、ネットで検索された数のわかるGoogleトレンドを使い調べてみましょう。

速報上位の５位までです。Googleトレンドのエリアは「日本」、期間は６月１日現在から「過去７日」で取得した画像を加工しまとめています。縦棒の位置が２０時です。発表は２０時０５分からでしたが、上昇を始めたのは１９時からでした。

ご覧の通り、おぎゆかの一人勝ちです。ネットメディアだけでなく、去年の速報一位のインパクトの影響がまだ残っているため、マスメディアでも多少取り扱われました。

ネクストガール、速報４４位にＳＴＵの石田千穂が入っており、おぎゆか以上に再生回数を伸ばしました。これは、ＳＴＵでランクイン入りを期待されていた瀧野を超え、しかもＡＫＢファンでもＳＴＵに詳しくなければ、知られていないメンバーだからでしょう。ファンの興味を引いた様子です。

Googleトレンドで調べてみましたが、７日間に期間を絞り込んでも、検索数が少なすぎるため、グラフが表示されませんでした。つまり、ＡＫＢグループファン内に多少の影響を残せたが、世間一般に響くほどのインパクトはなかったということです。

その他のメンバーも確認しましょう。以下ではＮＧＴの太野彩香のGoogleトレンドを比較の基準とします。本当はおぎゆかを基準としたいのですが、他のメンバーと数値がかけ離れているため、比較しづらくなります。参考までに、おぎゆかと太野彩香、そして現在マスコミを騒がしている加計学園、日本大学とで検索量を比較してみましょう。

今回の速報で、太野彩香というワードによる検索量が一時上がりましたが、その最高時でもおぎゆかの５分の１です。

ＮＧＴはおぎゆかの１位はもちろん、太野彩香を７位、加藤美南を９位、長谷川玲奈を１１位に送り込み、４名も暫定の選抜入りさせました。さらに、アップカミングガールズにも、中村歩加、山田野絵、本間日陽、西村奈那子の４名を送り込んでいます。その中の５名のトレンドを見てみましょう。

縦線の位置が、速報発表の時間です。その左のグラフの状況を見てもらえば、太野以外はある程度検索量をコンスタンスに稼いでいる、注目株です。

縦線の位置が発表の始まった２０時です。

神セブンの７位に、無名の太野彩香が入ったため、比較的インパクトがあり、興味を引きつけたらしく、検索量が大きくなっています。ＮＧＴの中ではドラマやプロレス出演で比較的有名な加藤美南も大きくなっています。それは、ＮＧＴやＡＫＢに興味がある人の中では有名だが、ＮＧＴやＡＫＢに興味がない人には、知られていないレベルと言うことでしょう。

そういった意味では、太野彩香と長谷川玲奈は、もっと知られていません。太野、加藤、長谷川の検索量は、順位と反比例しています。つまり、「無名」なメンバーが上位に入るほど、興味を持ってもらえるという、当然の状況を示しています。山田野絵や、中村歩加も無名ですが、更に下のアップカミングガールズですので、同じ程度の検索量になっているようです。

「無名」なメンバーにとって、速報でも選抜入りは興味を持ってもらえるきっかけに十分になります。では、有名メンバーの場合はどうでしょうか。１位は圧倒的に注目してもらえます。２位以下の有名メンバーを確認しましょう。

有名だと言うだけで、太野彩香の数倍の検索量を稼いでいます。こちらも順位通りのようです。やはり、速報でも順位は重要なようです。

その中でも最近、注目度が下降気味の須田亜香里は、順位が太野より上ですが、速報発表後は同じ程度の検索量です。ところが、その後に自力で注目を集め、検索量を急上昇させています。さすがです。

有名までとは行かないが、ＡＫＢグループファンの間の注目株を見てみましょう。

矢吹奈子は８位、田中美久は１７位でＨＫＴの最新シングルのダブルセンターです。１６位の小幡有菜はＳＫＥ去年の夏曲、「意外にマンゴー」のセンターです。太田夢莉はタイトル曲のセンターはありませんが、ＮＭＢの時期エースです。

もともと人気がありますので、速報発表以外でも、検索量が増えています。ある程度人気があるメンバーの場合、速報以外でも注目を集めることができますし、速報ランクが上位で集まる注目程度であれば、他でも興味が引けるようです。つまり、知られていないメンバーや不人気メンバーほど、速報上位入りにリソースを割く必要がなく、本番に向け最終結果を上げることに傾注したほうが有利です。

本人にとって、「速報入り」は安心する出来事でしょうが、そのためにファンに負担をかけるものです。ファンの負担を減らすためにも、速報にこだわらないほうが良い戦略でしょう。

今度は、人気も若手注目株程度持っている、ＡＫＢ本家の中堅クラスも参考にしてみましょう。

この中でも１４位の向井地美音は頭一つ飛び抜けた人気です。さすがに速報後にも注目を集め続けています。

このグラフに中井りかや峯岸みなみなどを入れようと思いましたが、見づらくなるために止めました。峯岸みなみは「ＡＫＢが私を必要としていない」ネタで、速報云々よりも多くの検索量を集めています。中井りかは速報入りは程々検索量を集めましたが、前後に大きく短期間にバズっています。燃やさない期間は、さほど注目を集めません。

小栗有以は速報入りよりも、その後で発表されたＡＫＢグループのドラマ主演のほうがバズっています。速報はその程度の注目度のイベントです。

惣田紗理奈は速報に入らないことで、注目を集める作戦が功を奏しています。速報前まで検索量はほぼなかったのが、速報時に太野と同じ程度集め、数日後では太野以上の注目度を保っています。

本間日陽は古畑奈和と同じ傾向でしたので、グラフから外しました。二人共持続して関心を集めるほど、まだ人気が定着していない様子です。

小嶋真子はランクインしましたが、「こんな低いのか」という感想が多いようです。それでも、しっかりと検索量は稼いでいます。人気・注目はまだ保っているようです。

１１・１２日目（速報当日、翌日）

リストは１２日目（５月３１日：２０時）の視聴回数に従い、並べ替えています。

ＳＫＥ須田亜香里の動画視聴回数が、正しく取れていませんでした。取得プログラムを削除し、再作成した際に他のメンバーの動画の情報を取り込んでしまいました。そのため、須田亜香里のアピール動画のみ、参考値として６月１日１０時頃の情報を利用しています。