SharkSpaceで共有サーバーを借りる

今までも、さくらインターネットで年間二千円を払って、ディスク容量500MBで、共有サーバーを借りていたんですが、PHPが使用できません。

PHPが使用できないと、自分でフォーラムやブログを自由に入れてカスタマイズすることができません。それと、ちょっとまじめにサイトを作ってみよ うかと思いましたが、こちらもサーバーサイドのプログラムがperlだけだと、今流行のweb技術が使用できないので、勉強のためもあり、もうちょっと良 いサーバーを借りることにしました。

いままでは、ドメインを取っていませんでしたが、こちらも良い経験になるだろうからと、取得することにしました。この時点では、海外サーバーと日本 のサーバー、両方が視野に入っていましたが、海外サーバーだと、そこで取得したドメインがよそへ移管できず、人質状態になってしまうことがあるのを読んで いたからです。

ドメインの獲得も、日本と海外レジストラーとで、比較しました。

私の条件としては、whoisの代行を含めて、値段が安いところです。もちろん、人質に取られることもなく。

whoisの代行とは、 whois=誰ですかというunix系のコマンドで、そのドメイン名を取得している人の個人情報がだだ漏れになってしまうのを、レジストラーが用意した情報に置き換えてくれることです。
じゃあ、適当な情報を登録しておけばいいじゃないかと思われるでしょうが、連絡が取れないと、無条件で登録が取り消されたり、他の人のものになってしまう可能性が発生します。

海外ホスティング会社では、ある程度の長期、通常は一年以上まとめて支払うと、ドメイン一つ、無料で獲得できるというところが多いんですが、これに もちょっとした罠がありまして、Lifetimeと書かれているところは、契約している間中は無料、それが書かれていないところは、最初の契約期間か、一 年分だけは無料で、そのあとは有料だったりします。

というわけで、結構まじめに調べましたが、現在のところ、お名前.comが値段が安く、今契約するとずーっとこの値段ですし、whois代行の機能 は無料でした。日本の古参レジストラーですから、ドメインを人質に取るようなこともないです。実際、契約してすぐに管理画面で確認しましたが、ロックして 移動できなくする設定は、ユーザーが自分で自由に切り替えられますし、他のレジストラーへドメイン管理を移行する際に必要なコードも最初から表示されています。

で.comドメインを2つ、.infoドメインを1つ獲得しました。

次にホスティングの選定です。

最初に日本のホスティング会社で安いところをみましたが、事前にアメリカの状況を調べているので、値段と機能を考え合わせると、どうしても選択できませんでした。
英語がだめで、技術的に難しいことはわからない人、しかも周りに尋ねられる人もいないといった状況でしたら、日本語のサポートが受けられるという理由で、 高くても日本のホスティング会社を使用しなくてはならないかもしれません。ただし、サポート状況がひどいところもあるようなので、事前に情報を漁っておく 方がいいでしょう。

日本の会社はあきらめ、アメリカサーバーをねらうことにしました。

値段的に高いところは払えません。

一応、いちいちホスティング会社を変更するのも面倒ですから、ある程度長期にわたって使用することが前提です。

もちろんPHPが使用でき、最低でもDBでMySQLが使用できるところです。海外サーバーなら、作成できるDBの数に制限があるところはありますが、最低条件は楽にクリアします。

DB数の制限は、サーバー上で動かそうとするシステムの個数に関係します。通常、一つのシステムを入れると、一つのDBが作成されます。たとえば、 フォーラムをインストールすると、それで一つ。ブログのシステムを入れると、それも一つで、計三つ。Web上でHPのコンテンツを管理できるコンテンツ・ マネージャーを入れると、それが一つ使い、計三つ。あと、個人的にWebアプリでも作成しようとすると、その分だけ増えますね。

さすがに最低価格だと、DB一つだけしか作成できないというパッケージもあります。大手の低価格ホスティングでは、無制限となっているところが多いです。ただし、他の資源の制限で縛られるので、何もかもできるわけではないようです。

SSHで接続が可能なことも、必要な条件です。共有サーバーですと、cPanelというGUIの管理画面で大抵のことは操作できますが、もし、コマンドで設定するとか必要になったときに、SSHで直接ログインし、コマンドを叩く必要が起きることは考えられます。大手 ですと写真付きのID=身分証明書のコピーを送らないと、使わせてくれないようです。これは、うざったいですね。

サーバーのスピードも必要です。たまにとても遅くなるサーバーや、その会社の所有サーバー中、自分に割り当てられるサーバーにより、大きくスピードがことなる傾向のサーバーはやめときました。

アメリカですと、東海岸だと距離の分だけ通信に時間がかかります。中央部は早く、西海岸が更に早くなります。

ディスク容量無制限、回線の通信量も制限無しをうたい文句にしているところは、CPU時間や占有率をチェックしているところが多いようです。つま り、重たい処理やサイト運営をしていると、いきなり閉め出されてしまうことがあるそうです。この点で、何が制限になっているのかをはっきりと明記している ところ、教えてくれるところを探しました。

特にCPUの制限がきついと、緊急時のSSH接続作業や、検索サイトがロボットでがんがんサイトにアクセスしてくると、それが原因でCPUが消費され、制限オーバーのアカウント停止の一因になりかねませんから、導入するシステムにも気を遣わなくてはなりません。

長期使用を考えていますから、クーポンを使用して、最初の契約期間までは安いが、それが切れると通常料金になってしまうのは困ります。

よくあるランキングサイトは当てになりません。ほとんどアフェリエイトでもうけるためのものです。WebHosting Talkなどは比較的、ユーザーサイドからの情報も多く、また、弱小ホスティング会社が正直に書いているところもあり、参考になりました。

結局、条件にあてはまるのが、SharkSpaceの共有サーバーになりました。

ここです。

ディスク使用容量と回線料には制限があります。しかし、CPUなど他の制限は設けていないと、上記のWebHostingTalkのなかで明言しています。
SSHもテクニカルサポートに連絡してくれれば、使用できるように設定してくれるそうで、IDなどの提出は必要ありません。

バックアップは毎日取られており、自分で戻すこともできます。また、DBを個別にダウンロードしたり、サイト全体をzipで圧縮してダウンロード し、ローカルに保存することもできるようです。ただし、毎月の通信量に加算されるでしょうし、時間もかかりますから、そう何回もできませんね。通常、サイトの引っ越しな んかでなければ、使うことはありませんね。

WebHostingTalkのなかで、クーポンを出しているのですが、契約している間はずーと有効で、最初の支払期間だけとか、一年だけとか制限 のないものです。50%割引が契約している限り適用されるようです。ただ、元の値段が高めなので、50%割引をつけ、私の場合、二年契約、ディスク 20GB、通信量月に500GBのHammerHeadパッケージで$95.40、一月あたり4ドル弱という値段になりました。他の低価格ホスティングといい勝負です。

そうそう、クーポンコードは50offlifeです。:D 😀

ちなみにHammerHeadの上位パッケージですと、値段がだいたい倍でディスク100GB、通信量が1TBのGreateWhiteになりま す。これを年間契約ですと、1.ドメイン一つ、2.占有IPアドレス、3.RapidSSLのどれか一つを無料でつけてくれるそうです。2年契約にすると 2つ付けてくれるそうです。これは、申し込み後、Sale Depertmentへ連絡するようにと書かれていますね。

無条件の払い戻しは30日間らしいです。

サーバーも西海岸、中央アメリカ、東海岸を選べます。共有サーバーのパッケージは3つあり、そのうち上位2つにクーポン割引がつき、この2つのパッ ケージのサービス内容の下に、サーバーの設置場所のリンクがありますから、こちらをクリックして選べます。申し込みのとき、以降のステップでは設定すると ころは無かったようですから、最初に選んでおきましょう。

Webで色々調べましたが、悪い噂の少ないホスティングです。対応も早いです。申し込み終了後、10分で使用できるようになりました。SSHの使用申し込みで連絡したときも、10分たたずに対応してくれました。驚異的です。

まだ、使用して2日目ですので、レスポンスはとても快適です。これは変化するのかどうか、追って連絡しますので、これを読んだからといって、あわててSharkSpaceに飛び込まないでくださいね。しばらくしてレスポンスが落ちなければ、申し込みの解説を後で投稿しますから。

もちろん欠点もあります。HPからのサービスがShark Centerという管理画面と、Help Centerというその名の通りヘルプセンター、あとフォーラムに分かれているのですが、全部別のログインシステムになっているというのが、とても分かりづらいところです。
特に、ヘルプセンターは登録したメルアドとパスワードでログインするのですが、パスワードが勝手に作成されてそれを伝えて来ていないようで、おかげで色々 試して、最後にlost passwordのリンクをクリックし、送られてきたメールの中身をみて、やっとログインできるようになりました。

まあ、ホスティングを借りるにはいろいろ苦労は付きものですから、わかったことから、メモ的に残しておきます。


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