ドミニオンのルール

 Hi!

 

ドミニオンの概訳をBSWのフォーラムへ置いています。どうもこれを目当てで来られる方も多いようです。(ユーザー登録し、フォーラムの言語設定をしていない方が読むと文字化けします。ブラウザの表示→文字エンコード→UTF8かunicodeで読めるようになります。)

 ただ、これは概訳です。詳細について述べたものでもありません。正確さは私の翻訳スキルに依存してしまいます。私のスキルは高くはありません。

 さらに、一応リアルで遊ぶときにこうやるのかなと言う点を書いていますが、原則はBSWのプレーで使用するためにまとめたものです。前提は、BSWでのプレイです。

 ルール翻訳時、私はゲームのコンポーネント、実物を持っているわけでありません。遊び込んでルールを全部把握してから、書いているわけでもありません。

 とりあえず、日本人プレーヤーが遊ぶのに困らない程度の理解ができるように、速攻で訳してます。BSWなら、実際に遊びながら、理解してもらうことが可能なためです。

 BSWのフォーラムをちょいと見てみると、英語圏のプレーヤーとドイツ語圏のプレーヤーとルールの取り方で議論が起きている部分があります。デザイナーは英語圏の人のようで、元のルールは英語でしょうし、今回それが、ドイツ語に翻訳されたのでしょう。いつもなら、ドイツ語ルールが英語に翻訳されることが多いので、全く逆です。

 私の元にしたPDFのルールが、オリジナルの英語のルールなのかは不明です。

 実際、いくつかのルールの点について、ドミニオンのプログラムを行った、創設者のARMisticeさんも、開発元に問い合わせてみるといった、回答をフォーラムでされているので、混乱している部分があるとは思います。

 ですから、英語の読める方は是非、自分で英語版を読んでください。(できたら、間違っている点などフィードバックしてください。こちらのブログでかまいません。)

 

Rio Grande Gmaes の Dominion – PDFルール

 その中でも、謁見の間に関して、ちょっと補足したいと思います。

 謁見の間は次に出したアクションカードを2回続けてプレイできるカードです。

 アクションカードを実行するには、残アクション数が無ければなりません。

 では、謁見の間のあとに出すアクションカードには、残アクション数が必要でしょうか?つまり、謁見の間+次のアクションカードで残アクション数が2つ必要なのか、それとも、謁見の間を実行する分の一つだけで続けて出すアクションカードの分は不要かという点です。

 Throne Room – You pick another Action card in your hand, play it, and play it
again. The second use of the Action card doesn’t use up any extra Actions you
have.

 原文です。「二回目の(二番目の)アクションカードの使用には、余計な残アクション数を消費する必要はありません。」

 私は、最初二回目の意味で読み取りました。そのため一回目の分は必要なのだと理解しました。

 ところがBSW版では、続けて出すアクションカードの分は残アクション数が消費されないので、実際は2番目、つまり続けて出すアクションカードの分は必要ないというのが正しい理解だったというわけです。

 概訳には謁見の間を2枚続けて出しても、バラバラに出しても同じことだと書いたのは、続けて出すアクションカードが全アクション数を必要とする前提でした。これが、間違っているので、謁見の間を続ける場合の解釈が異なってしまいます。

 謁見の間に続いて謁見の間を出す場合については、ルールに説明があります。

 If you Throne Room a Throne Room, you play an Action,
doing it twice, and then play another Action and do it twice; you do not
resolve an Action four times.

 つまり、謁見の間+謁見の後だした後のアクションカードを4回分実行できるわけでなく、直後にだしたアクションカードを2回、その後にだしたアクションカードを2回実行するとの説明です。あくまでも、続いて出すアクションカードは2回だけ実行でき、その後謁見の間の効果を利用するためには別のアクションカードを続いてプレイしなくてはなりません。

 a)謁見の間+謁見の間+アクションカード1+アクションカード2
 b)謁見の間+アクションカード1+謁見の間+アクションカード2

 aとbの順番でプレイした場合の違いは何でしょうか?

 BSW版で実際に処理される様子は、

 a)の場合、最初の謁見の間の分の残アクション数が必要、つまり1アクション数を消費する。
 b)の場合、2枚の謁見の間の実行分、2アクション数を消費する。

 bの場合は、単純です、そのままです。分かりやすいです。

 問題はaです。一枚目の謁見の間の使用は当然1アクションが必要です。
 続いて出された、謁見の間は、一枚目の謁見の間の次に出された、つまりsecond useと考え、 残アクション数は必要ない。
 アクションカード1は、謁見の間、一枚分の効果、second useと考え、残アクション数は必要ない。
 アクションカード2は、もう一枚の謁見の間の、second useと考え、同様に消費しない。

 second useの効果が2枚目の謁見の間と、アクションカード両方に適用されるという考えらしいです。

 実際は、謁見の間カウンターがあると考えた方が簡単です。BSW版では謁見の間をプレイすると椅子=たぶん王座のアイコンが増えていきます。

 謁見の間カウンターがある間にアクションカードを実行すると、それを2回プレイし、残アクションの代わりに、謁見の間カウンターを減らします。

 謁見のカウンターがある場合に、謁見の間をプレイされたら、謁見の間カウンターを+1します。 

 要は、謁見の間の効果は蓄積されて、その後に続いて出される謁見の間以外のアクションカードを2回実行し、実行後に減らす。謁見の間の効果が続いている間は、残アクション数を消費しないと考えられます。

 言葉にすると難しいですが、実際BSWでやってみると、分かりやすいと思います。

 概訳をこの点修正しておきますね。


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