IE8購入後36時間鳴らし続けています。寝ている間もランダムなシャッフルプレーで、いろいろな音源を流しているだけですが。
前回のレポートは12時間鳴らし続けたあとでした。今回更に24時間経っています。
音的には、更に低音部が落ち着いて、極端に多いという感じは無くなっています。ただし最初と12時間目の間に起きたような劇的な変化ではありません。比較のために、ずっと使用しているヘッドフォン/イヤフォンと聞き比べての感想です。もし、比較対照するためにこんな面倒なことをしていなければ変化には気づかないでしょう。耳もこの音に慣れてしまいますからね。
低音部が落ち着いてきたため、音圧は適度に収まってきました。最初はかなりきつく感じました。音圧は鼓膜に響く低音なのか、それとも低周波が耳の中の皮膚もしくは頭蓋骨を少し揺らすために感じるものかはよく分かりません。例えばライブ会場なら、特大の低音用スピーカーが体に響く低音をとどろかせます。日常生活でも、ガス爆発とか自動車事故の衝突音で体に響く音を感じることがあるでしょう。そうした経験を持っているため、たぶん、体の何かがイヤフォンの音で揺れることで、脳が勘違いして、圧力を感じるのではないでしょうか。まあ、鼓膜には圧力を感じるでしょうね。w
低音もちょうどよい、ですし音圧もボリュームに応じて感じることができます。手持ちの古いヘッド/イヤフォンと比較すると、小さめの音でも感じることができます。けど、やっぱり大きめが良いですよ。音は。
バスブーストはどのオーディオ製品でも付いていますが、結局音を出す装置部分の能力不足を補うものなのですね。昔々、カセットテープのウォークマンの時代にもバスブーストは付いていました。確かに、音が良くなったように感じましたものね。能力不足のイヤーフォンを高級機の音に近づけるためのトリックなのですね。やっと分かりました。
前に使用していたイヤフォンは購入すれば多分4000円くらいのものだったと思いますが、それでも昔と違いバスブーストは使用しませんでした。何かが不自然に聞こえるからです。IE8の場合、音に変化を加えなくても、十分に自然な重低音を楽しむことができます。
ボリュームも馬鹿みたいに大きくすることはないのですが、我慢できる程度まで大きくしても、高音が突き刺さるようなことはありませんでした。
通常の人間の話す音、特に英語なんかを聞くと、きれいに聞こえますよ。いや、ボキャブラリーが少ないから、50%程度しか聞き取れないんですけどね。私。w
最近はPerfumeをメインに聞いていますが、その前までは真面目?に洋楽中心でした。まあ、古いものです。
Perfumeの場合、PVやダンスやあれやこれや、視覚情報に音楽が結びついているので、曲を聴くと、必ず画像が思い浮かんできました。IE8で聞き始めてからは、音に集中しちゃうんで、浮かんできません。w もうちょっと聞き込み直さないとだめかな。映像を思い浮かべるには。
とはいえ、慣れにくい音ではないですね。実際のところ、既に、この音に慣れてしまいました。心地良いんです。なんだか。
大して好きでもない曲とか、Perfumeのコンプリートベストに入っている「これは痛い」というような、過去のポップチューンも聞けてしまいます。おもわず、こんな良い曲だったのねと思っちゃいました。w
Perfumeばかりじゃなんなんで、ジャズでEddie Higginsとか、ボーカルを聞くために、Barry Maniowとか、Billy Joel、Elton Jone、Robert Palmerとか、Van Helen、いまや音が薄くて聞く気にならないWham!とかの古い音もいけます。(最近のリマスター物とかは、チキンと処理されているので、音が薄かったものも、厚くなってますね。Wham!に限った話でなくて。)Simply RedのStarsや、Val HelenのCan’t stop loving youとか、元々良い曲は、いっそう輝いて聞こえます。
困ったことも起きますよ。今までのヘッドフォン/イヤフォンならCDの音も、コンピューターに取り込む際に間引かれた音も、違いを聞き比べるのが大変でしたが、IE8で聞くと、CDの品質と間引かれた音源との違いが聞き取れてしまいます。ぼやっとしているんです。ですから、音質のロスがない保存形式で全部取り込み直そうかと思っています。(まさかこんな日が来るとは思いませんでした。)
数万円の投資で、数十万円分の音が聞けると、誰かがいっていましたね。まさに、そんな感じですよ。高級ヘッド/イヤーフォンは。決して、スピーカの代わりになる物ではないが、スピーカーでは聞けない音も聞こえるのがヘッド/イヤーフォンの世界だそうです。
願わくば、これ以上踏み込まないですみますように。(元手がないので、これ以上は無理ですが。w)