このブログはWordPressを使っています。
これのインストールにも、紆余曲折がありました。
まず、cPanelにある、Fantastico De luxを利用してインストールしました。このFantasticoは、サーバー上で動かす、ブログやフォーラム、コンテンツ管理のシステムを、簡単にインストールしてくれるものです。いちいちプログラムをダウンロードし、サーバーにアップロード、DBを設定して、インストールを行う、という手間がかからず、クリックと多少の設定だけで、インストールが済んでしまいます。
結論から言うと、日本語の場合、使い物になりませんでした。
実は、WordPress、SMF、phpBBを入れては消して、テストしてを繰り返したのですが、どうしても、日本語で投稿したときの文字化けが治りません。
最初は、きっと、phpの設定がおかしいのだろうと、いろいろwebで情報を漁り、設定したのですが、原因は別のようでした。
SMFとphpBBで投稿内容を実際に投稿する前に、プレビューでみることができるのですが、それを利用しているときには文字化けが起きません。つまり、phpが読み込んで、出力すること自体には問題は無いと推測されました。
次にcPanleのphpMyAdminを使い、自動的に作成されたDBの構造を眺めてみました。
すると、DBの文字項目のcollocation、日本語ですと接続照合順序になるみたいですが、これがほとんどlatan1のスウェーデン語設定になっています。
最近のプログラムは多国語に対応するためにutf8という文字コードをベースに開発されています。それに合わせDBもutf8に関係したものが設定されることが多いです。ただ、utf8よりもlatanコードのほうが、システムの負担が少ないため、文字が少なくて済む言語ではutf8を設定しないことも選択肢です。
ですが、何故にスウェーデン語?に設定されているのでしょうね。w
関連ありそうな、DBの項目をutf8の接続照合順序へ変更して試したら、日本語がうまく通るようになりました。
さて、ほとんどがスウェーデン語に設定されているのでは、DBを一つ一つ修正するというのは非常に手間がかかります。
そこで、Fantasticoでのインストールをあきらめ、DBを自分で設定し、最初にWordPressをインストールすることにしました。
1.DBを自力で作成する
cPanelのMySQLデータベース・ウィザードをクリックします。
新しいデータベースの項目は、データベースの名前です。
wpとでもやっておけば大丈夫です。短い?実は、ログイン名とアンダーバーがその前に着くので、短めでちょうどいいのです。
WordPressの場合、複数のブログ運営でもDBは一つで済むようなので、wp1、wp2と付ける必要もありません。
次のステップボタンで、進みましょう。
ユーザー名とパスワードです。ユーザー名は7文字までです。ユーザー名にもログイン名+アンダーバーが先頭に着いてしまうので、7文字程度しか指定できません。
パスワードは忘れないようにね。インストール時に使用しますから。
次のステップボタンをクリックです。
次のページは、今作成したユーザーにどのような操作をさせるのかを指定します。この場合、全部を指定するので、一番上の全ての特権ですね。そこをクリックすると、以下の項目全部にチェックが入ります。
次のステップで完成です。DBはできました。ほっといてもutf8の接続照合順序になっています。日本語の投稿がこれで通ります。
あなたのログイン名がabcdefghでDB名にwpを指定すると、作成されたDBの名前はabcdefgh_wpですね。
同様に、ユーザー名にmeを指定した場合、abcdefgh_meがユーザー名になりますね。インストール時に間違わないでくださいね。
2.WordPress日本語版をインストールする
とりあえず、WordPress日本語のサイトをご覧ください。
本家版と日本語版、Me版と日本語版の違いをさっと見ると、日本語の場合には日本語版をインストールするのが良さそうな感じです。
でホームのページの右側の赤いボタンで日本語版をダウンロードします。
ここで、どのドメインでこのWordPressによるブログを表示するか決めておきましょう。例えば、私の場合、メインのqanxen.infoではどんなコンテンツを表示するか決めていません。ですから、将来は別の用途で使用するhiroqws.comをアドオンドメインで登録し、更にblog.hiroqws.comというサブドメインを設定し、wwwディレクトリの直下のblogというディレクトリーを見に行くように設定しています。cPanelのドメインの項目で全部設定できます。
もし、メインのドメイン、例えば私のqanxen.infoでこのブログを表示する場合、一番簡単な方法は、wwwディレクトリの直下に、WordPressのzip圧縮ファイルを解凍したものを展開し、インストールすることです。
私のようにサブドメインを利用するなら、通常、wwwの下に別のディレクトリーを用意し、そこにzipファイルの内容を解凍します。
要は、どこにインストールするかきめるには、ドメインを直接使用するか、サブドメインを利用するか決めておく必要があると言うことです。
さて、インストール場所が決まったら、cPanelのファイルマネージャーを利用してみましょう。既存のファイルマネージャーとファイルマネージャーの二つがありますが、ファイルマネージャーの方を利用しましょう。使いやすいです。
起動すると、どこを開くか聞かれます。まあどこでもいいです。起動後に移動できますから。
そうそう。wwwとpublic_htmlというディレクトリの中身は、全く同じです。この2つはシンボリックリンクという仕組みで、別物に見えるだけです。確か、本体がpublic_htmlでwwwがリンク名、windowsで言うところのショートカットですね。
どこでもいいですので、WordPressのインストールしたzipファイルをアップロードしましょう。
その後、zipファイルを選択し、ページ上部の抽出ボタンをクリックします。wordpressという名前のディレクトリが作成されます。その中にあるディレクトリとファイルを全部、インストール場所へ移動します。左側のツリー表示で移動先のフォルダーを表示しておいて、全て選択で中身を全部選択状態にし、移動先のフォルダーへドラッグ&ドロップします。これで、移動されるはずです。
後は、インストールガイドに従ってください。細かく書いてあります。手順3のファイル名の変更も、手順4のテキストファイルの編集もcPanelのファイルブラウザから可能です。手順5は終わってますから、手順6を行えば終わりです。簡単ですよ。あっという間です。