iAUDIO 9付属、JetAudioとは

まあ、iTuneとかWindows Media Playerのようなプレーヤーソフトです。誰かが日本語化ファイルを作成すれば日本語でも使用できるようです。日本語化にはリソースエディターとか必要です。ただのテキストファイルなら、翻訳してもいいですけどね。面倒なので止めました。英語版でも大丈夫ですし。(2chで時々提供されている方がいるようです。)

調べて、試して、やっと分かったのは、まず、3種類あると言うこと。(フルバージョン、機能制限版)

Cowonの英語サイトからダウンロードできるのはJetAudio BASICとJetAudio Plus VXです。BASICは機能限定版、Plus VXが完全版です。更にPlus VXに関しては、お金を支払って購入するのと、提携サービスを申し込み、無料で手に入れる方法があります。いわゆる抱き合わせですね。

それに、iAUDIO 9/7/X5/U3、および COWON O2/Q5W/A3/A2/D2+/D2はプレーヤー購入時の特典なのでしょうか、Cowon Media Center JetAudioと言う名前でダウンロードできるものを使用するように指定されています。これらの商品のオーナーは上記のBASICとPlux VXをインストールしてはいけないようです。(もっともバージョンは分かりませんが、iAUDIO 9なら、メディアセンターは付属CDからインストールできますね。)

このメディアセンターもややこしくて、日本語サイトのダウンロードページは古いバージョンを提供しています。英語サイトのダウンロードページでは、最新版を提供しています。ただ、英語サイトからのダウンロード版は日本語サイトではサポートしないそうです。

BASICは動画変換やBBEなどの補正機能が使用できません。MP3/PROも使用できません。(実は補正機能は10秒くらいは有効になるのです。お試しという位置づけでしょうか。それで効果を試すことはできます)

Plus VXは完全版です。動画の変換、BBEなどの補正技術も全部使用できます。

メディアセンターはMP3/PROが使えません。動画の変換機能は時間制限があると出てきますが、時間以上の変換もできます。何の時間かよく分かりません。

いずれにせよ、動画の変換機能は映像と音声が変換時にずれてしまっているので、使い物になりません。まあ、私の環境ではですが。他の変換ソフトを利用するとうまくいくので、多分バグがあります。

最初はメディアセンターを使っていたのですが、動画・音声のずれが出ため、BASICを試し、動画変換はできないことになっていましたが、メディアセンターに含まれている分が残っていたのでしょうか、動作はしていました。けど、たぶん同じバージョンのプログラムが動いていたわけで、ずれは直りません。

そのため、お金を払って、Plus VXを購入しました。動画変換だけなら、別のソフトでやりますが、BBEについてちょっと試してみたかったのです。(結局、動画と音声はどうしてもずれてしまいました。w)

JetAudioにあるBBE補正は2種類です。BBE(音声の明瞭化)BBE ViVA(2スピーカによる3Dサラウンド)です。

iAUDIOのイコライザーのプリセットにBBEとかViVAとかあります。多分同じ技術です。しかし、基本スピーカーシステムのためのものだとすると納得いくところがあります。購入時はViVAを使っていたのですが、使っているうちになじまない感じがして、結局Headphoneのプリセット、その後はBBE MPを選択するようになりました。

たとえば、初めから高級オーディオシステムとかサラウンドシステムを持っている方は、それを利用すればいいわけです。無理にBBEなどの補正を使用することもありませんね。

うちのコンピューターにはもう8年前に本体と一緒に購入したDELLの2chスピーカーしかありません。たぶんCreativeのOEM製品かもしれません。それなり、多分5cm程度のスピーカーで鳴っているだけなので、音質はそこそこです。設置もディスプレーの幅分しか離れていません。これは、まさにViVAのテストのためにあるようなものです。w

ViVAの技術説明を読むと、ViVA自身もBBEの技術を適用しているようです。それなら、BBEとBBE ViVAのどちらかを一方を選択できるようにしたほうが良いと思いますね。ViVAを適用すると、たしかに音は広がっているように聞こえるのですが、それに合わせてBBEを有効にしてしまうと、ViVAの効果が弱くなってしまうようです。BBEは音をスキッとして聞かせてくれるのですが、その分反響感が弱くなり、どうも中央に音がよって聞こえてしまいます。(私の耳です、信用しないでね。w)

補正技術は音楽だけでなく、DVDの音声にも適用されます。これが、私がJetAudioを使う理由の一つです。w

Perfumeおやじになって、まだ一ヶ月も経っていませんが、DVDを見るときはスピーカーの時とヘッドフォンを利用するときがあります。ヘッドフォンで聞くときにはヘッドフォンアンプで音を周りから聞こえるように補正効果をつけられるので、それを利用し、かつ音を大きめにすると迫力があります。

スピーカーで聞く場合です。音楽だけはflac形式でリッピングしたものを聞いております。flac形式ですと、基本CD品質のまま保存できます。圧縮もレベルが設定できます。iAUDIO 9で聞くときは、大きめの補正なしか、BBE MPのプリセットを利用しています。(ほとんどのファイルはWMP形式です。そのときのお気に入りだけをflac形式で持ち歩きます。flacはファイルの容量が大きくなりますからね。Windows Media Player標準リッピング形式のWMP128Kbなら、BBE MPを利用して最近は聞いています)

Perfumeの楽曲に補正をかけると、音がゆがみやすいですね。特に複数の補正をかけると、場合によっては音がうねっちゃいます。w

多分理由は、補正技術のほとんどが「自然な」音を想定しているからです。打ち込みで作成された音楽でも、音が自然に近いものなら、効果があるのでしょうが、「加工」した音声が多いジャンルの音楽では、もともと自然では無いわけです。そこに自然な音にしてしまう技術は逆効果なのでしょう。

もう一つ。BBEとは限りませんが、CD音源自身に補正・技術などが利用されていることが考えられます。BBEなどの技術は、よく考えれば再生時でなくても、CDの音源自身に適用することも可能です。Perfumeというか最近の音源は昔の音源に比べると、広がって聞こえます。CDの音源自身に技術が適用されています。立体的に聞こえさせる処理をした音に、更に立体的にする処理をかぶせたら、音がたわんでしまうことでしょう。それと技術同士の相性もありますしね。

さて、やっとDVDに戻りました。w DVDの場合、通常のCD音源がそのまま被されているわけではありません。いくら、リップシンクの曲が多いからといっても、ライブ用に調整していますし。観客の声も入っていますしね。そのせいかViVAを多少使っても、自然にきこえるのです。ですから、スピーカーで聞く場合はViVAを少々使って、大きめにして見るわけです。

BBE ViVAがスピーカーのためのサラウンドシステムだとしたら、ヘッドフォンで聴くときはどうしましょうか?DVDやライブ音源を聞くときは前述の通り、私の場合はアンプに付いている疑似サラウンドを利用しています。DOLBYのものですかね。では、JetAudioだけを利用するときは?

一番簡単な方法は音を大きくして聞くことですね。w 音がすぐに割れてしまうようなヘッドフォンで無い限り、単純ですがお勧めです。JetAudioにはx-sorroundとwideという設定項目があります。当方の環境ではx-surroundでは効果がありません。たぶん、これはマルチチャンネルの本当のサラウンドシステムで、包み込む感じを強めるための設定だと思います。wideは横に広げる技術らしいです。ヘッドフォンでも良く効きます。ただ、ViVAとwideを同時に使用すると音がうねるので、どちらか一方を利用するか、抑え気味で適用するのが良いかもしれません。

私はWindows Media Player、DVD再生ソフトと兼用でJetAudioを利用していきたいと思います。補修技術にBBE MPをつけてくれると最高なんですけどね。古い音源ですとMPは結構良い感じに補正してくれるんですよ。


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“iAUDIO 9付属、JetAudioとは” への1件のコメント

  1. […] 入手方法は前の記事で説明してあります。 […]