まあ、私は音にそれほどうるさい方でないし。単に技術的な話をCOWONのHPで見て、試しての感想なのですが…
本体購入時に付いているイヤーフォンは、iAUDIOの性能を引き出すほど良いものでは無いのは、周知の事実。私の耳でも分かります。
まあ、ヘッドフォンやイヤーフォン自身も、製品により鳴り方が違うので、それに合わせてイコライザーを細かく調整できる人はそれが良いのですね。どの低い・高い音をどの程度の大きさで鳴らすのかというのがイコライザーです。
本来のイコライザーの機能以外に特殊な音響効果をつけることができます。そのうちの2つが音質に関するものです。BBEとMPです。
MPはデジタル化の際に失われる情報を、まず細かくして、その増やした分に「こうであろう」という情報を付け加えるのと、音楽を圧縮した際に失われる高音域を再現することで、音質を上げる技術だそうです。
BBEは高い音を時間的に少し進め、低い音を遅くすることで、自然の音の聞こえ方に近づけ、脳に音の細かい所までわかりやすくする技術だそうです。
で、とりあえず付属のイヤーフォンよりも良いものをお持ちの方は、BBE MPで聞いてみてください。このイコライザーセットはデジタル圧縮の音源はCD並みに、CDの音ならスーパーオーディオCDやDVDオーディオ並の品質までに上げてくれるそうです。「今までBBE MPなんてあやしいな」ときちんと聞いたことがありませんでした。聞いてみたら確かに、良いです。多分付属品以上の品質のイヤーフォンなら、違いがよく分かると思います。(多分、補正で電力は使用されるので、電池の消耗は進むと思います。w 後、耳が良すぎる人には不自然かもしれません)
あらかじめ用意されている、つまりプリセットのBBE MPはBBEが控えめに設定されています。もっと強力に効かせて効果を聞き比べるためには、メニュー→設定→JetEffect3.0でユーザー1からユーザー4までに自分の設定が保存できますので、そちらで試してみると良いですよ。(BBEを強力にしすぎると無音時のノイズとか大きくなります。どの補正もやり過ぎは禁物ですね。効果を聞き比べるためにoffと最高値を比べ、納得したら耳に心地よい数値に設定しましょう。プリセットのBBE MPは結構バランス良いかもしれません)
その他の音質の補正はMach3Bassがあります。これは低音の強調ですね。自然に低音を強調しますが、中域には影響を及ばさないそうです。ですが、基本はスピーカ出力のための技術らしいですね。3D Surroundはまあ疑似サラウンドですか。これも自然さが売り物らしいです。プリセット名ですとBBE VIVAになります。VIVA2は、自動音量調節が付くようです。この技術もスピーカー向きの技術でした。
BBE、Mach3Bass、3D Suuound、MPはBBE+のグループにまとめられています。
Special EffectとしてStereo EnhanceとReverbをレベル指定で調整できますが、Reverbは反響ですから、ライブ音源をそれらしく聞きたいときとか、用途は限られますね。Stereo Enhanceは効果がいまいち聞き分けられません。たぶん、良くあるヘッドフォンで聴くときに頭の中心で響く感じを補正する効果だと思います。
まあ、解説を詳しく読んだのはBBEとMPだけです。後は下のリンクを見てください。
面倒な人は音楽聞いているときに操作部の右下を長押しで出るメニューで右上の項目がイコライザーですので、イコライザーなし(Normal)とBBE MPと聞き比べてみてください。もともと解像度の良い製品ですが、COWONの製品使うなら、BBE+MPであとはイコライザーで調整が基本的なのかなと、技術的資料を読んで思いました。BBE MPはヘッドフォンにも相性の良い技術らしいですしね。
どのプリセットも、基本的に音が大きくなる方向へ補正がかかる分Normalより音が大きくなってしまいますので、同じ程度の音量に調整して、聞いてみましょう。私の場合、もっと良いカナル型のイヤーフォンが欲しくなりました。w (今、聞き比べているのは、うちの中で使っているもうちょっと良いヘッドフォンなのです。それほど、高級品でないですが、安いものでもないです。w)