Oh!ビデオの楽しみ方

韓国語版のほうが曲がいい?そんな事わかっています。韓国版PVのほうが・・・。いえいえ。まだ慣れてないだけ。魅力に気づいていないだけです。

大抵、普通の人は似たようなものが2つあれば、最初のほうが良いと言うものです。ですから、韓国語版の方を持つあなたの気持ちはよくわかる。

しかし、日本語版は日本語版で、別のものだと考えれば、新しい魅力が見えてくるってものです。そこら辺をじっくりと見てみましょう。

でも、予想通りダンスバージョンも出ましたね。予想していなかったのは、こんなに早くリリースると思っていませんでした。久々にビデオアドレス貼りますよ。日本語の通常とダンス、韓国語、練習風景の4つを合わせたビデオです。

http://www.youtube.com/watch?v=KRiK-_QQcGo

ちなみに、SMの出したダンスバージョンオリジナルはこちら。

そして、通常のPVはこちら。文中の時間は、このオリジナルをYoutubeで見る場合の通過時間です。

0:00 – 0:12
PV全体の色使いを予告させ、韓国語バージョンのポップさから、よりソフトなカラフルさを狙っているんだと主張しますね。0:11で真剣に何かを読んでいるテヨンをピントの焦点に合わせることにより、監督はテヨンのファンなのでは無いかと疑惑を持ち始めます。0:11ごろ、向かって左後の済で、ヒョヨンとソヒョンが野球拳をしています。 😀

0:16
メガネっ娘、ユナのアップ。これは「こうした路線でも、演技できます。日本語でも大丈夫です。オファー待ってます」というSMの強い意志が読み取れます。

0:18
テヨンがアップで、にこやかな横顔に。監督はテヨンのファンだとこの時点で確信できます。もう。仕事なんだから、個人の趣味はおいておこうよ。まあ、かわいいから、許すけど。

0:19
逆野球拳だったらしく、敗者のヒョヨンが、勝者のソヒョンを脱がしにかかります。 😀 😀

0:25
ティパの「GO!」。この子は悩んでいる時期はどんなに化粧してもブスになりますが、最近のように明るく突き抜けているときは、素晴らしく可愛くなります。今回のGoと言っている瞬間の首の傾け方は、神がかっていると言っても過言でないでしょう。あなたの抱いている悪いものをスパっと取り除いてくれる、お祓いのような効果があります。

0:36
韓国語版と比べると、場面切り替えに工夫が無いと指摘しているファンもいますが、最初からGGが浮き上がる、その中からメンバーがでるという、さり気なくこったことをしています。残念ながら、視覚的なインパクトは弱いですね。GGの文字で無かったほうが良かったかもしれません。

0:39
日本でも人気の高い、ユナのセンター始まり。おへそ周りをチェックできる貴重な瞬間。ユナ、スヨンはいつもお腹ぺったんこです。ユリは痩せ過ぎではだめですね。今くらいが彼女らしく、ベストでしょう。今回、意外にソヒョンが緩みぎみです。体型の変化する年頃になって来ましたかね。女性の場合、このくらいの時期に一回、すぽんと変わりますからね。

0:45
ジェシカ様。ベストスマイル。意外とナイーブ。内に向かうエネルギーは、何かを生み出すときに必要となるので、彼女にもっとクリエイティブな役目を追わせると、少女時代は自分たちで成長するグループになれるんですけどね。

0:47
メガネっ娘ユナのアップ。各テレビ局の皆さん。お仕事待っています。

0:49
今までの中で、ヒョヨンが一番可愛いPVである。いきなり可愛くなった。という意見がネットの投稿に見られます。いままで、SMの方針で、いわゆる二の線の役割を負わされており、本人も最初は悔しい思いをしていたようです。化粧もやたら眉毛で力強さを強調していましたからね。彼女は眉毛一つで印象がガラリと変わります。
しかし、本当の彼女の可愛らしさを見たかったら、少し前まで出演していた勝ち抜きのダンス番組を検索して見てください。本当に好きなことをやっている人が、どれほど輝けるのかを証明してくれます。

0:59
ユリーー。アップが短すぎるぞーー。というファンの声が聞こえてきます。このビデオの中では、扱いが低いです。
「こころはじゅむー」がこの曲の中で唯一と言っていいほど、韓国語なまりの日本語で、聞きどころの一つです。
もし、日本でグラビアも展開し、水着撮影もするなら、彼女は人気を独占するでしょう。スヨンがファッション系モデル体型だとしたら、ユリは女性系モデル体型です。本当に女性らしい体つきをしています。未だ儒教色の強い韓国では、彼女の利点が生かせないので、損をしていますね。

1:09
「チャクチャク、サクセスあるのよ」のテヨンです。小さくガッツポーズも決まり、受験生のお守りになるショットです。しかし、テヨンの扱いが、ずばぬけていますなあ。

1:13
スヨンのアップ。小芝居もうまい。間違いなく、少女時代の中では彼女が一番演技力があると思われます。日本向けでは、彼女も役者としてプッシュしたほうがいいと思いますね。今の日韓関係ですと、まず女優としてオファーを受ける可能性は低いですから、SMとして出せるコマは全部プロモートしておいたほうがよろしいかと思います。

1:16 – 1:24
ユナ劇場。センターにいる彼女をプッシュする気迫が伝わってくる。ユナはご存知のとおり、新しいファンを引き寄せる力を持っていますので、この曲を日本で売り、このPVの構成にするという事は、新しいファンをさらに獲得するSMの方針が見えます。既にいるファンはファンクラブで囲い込み、もっと少女時代人気を安定させるつもりでしょう。
でも、残念ながら、SMの思惑は外れるでしょう。なぜなら、このPVではそれほどお腹が出ていません。この曲ではお腹が出ていることこそ重要なのです。お腹が出ている分だけ、人気が獲得できる曲なのです。真冬でも構わない。へそ出して、なんぼやー、という気迫が、魂の叫びが、リスナーの心を揺さぶるのです。お腹を出す割合で、KARAに負けては行けません。へそ出しは、この曲の一部です。

1:24 – 1:30
ソニとテヨンのからみの部分。日本語版における、歌詞の変更の内容に合わせたのか、差し障りのないアドリブになったのが残念。二人の振りの掛け合いは、この曲の重要なギミックででした。ライブ時は歌詞の内容は無視して、韓国語バージョンの小競り合い風の絡みを見せてもらいたいものです。

1:38
てっ、テヨン。一人だけダンス遅れてるって。直前はコーラスなのだが、彼女が歌っている扱いでしたっけ?

1:41
みんなターンするタイミングがバラバラ。練習不足が露呈する瞬間。それも楽しむのが、プロのファンというもの。とはいえ、日本語版が韓国語版に比較すると「緩い」感じを持ってしまう理由の一つがこれ。意図的に、楽に流している感じもするが、決める場面では決めないとだらだらに思えるので、改善が望まれるところです。TV出演時にどの程度修正してくるか、楽しみにしましょう。

1:47 – 1:51
これまでのところ、扱いに恵まれていない、ソヒョン、ユリ、スヨンのアップ。特に、ユリの愛嬌と、スヨンのウィンクは、一発必中の鋭さを持っているので、しっかりと認識した男性ファンはハートを撃ちぬかれるので注意が必要です。

1:54 – 1:57
ソニたんのアップ3連ショット。実はサニーはOh!で影の主役とも言える重要な役割を果たしています。後にも出てきますが、体型を生かしたブリブリのダンス、アップ時に見せる表情の豊かさ、そうしたものがこの曲のイメージを引き上げています。
彼女は、非常に器用な人間で、しかも対応力があるため、バラエティ向きだと扱われていますが、それは彼女の本心ではないでしょう。とはいえ、今現在は自分がどこへ向かうべきか、迷いがある様子。この要素は、バラエティで「やり切る」思いっきりの良さと、「突き放した」冷淡さのコントラストとして、視聴者に面白がられますが、彼女が吹っ切れ、本気で道を見つけた時、それが彼女が本当に輝く時です。

1:59 – 2:01
解せないのは、スヨンのアップが短すぎること。まあ、受け持ちパートが少ないのもあるのですが、日本版としてOh!を出すのであれば、人気の高いスヨンをもっと取り上げるべきでしょう。その分をユナとテヨンに振り分けています。多分、テヨンはドラマの主題歌のソロ活動として、日本でも売り出せる可能性があるため、取り扱いを上げているのでしょう。
スヨンは将来は女優方面で活躍を願っているようですが、もうひとつの可能性は日本でピンとして活躍できるという事です。多彩ですからね。TV関係でしたら、大抵のことは何でもできそうです。SMはその可能性は現在低いと考えていますね。日韓関係が悪くなっていますからね。でも、英語のスキルも上昇していますから、TV曲からすれば、もうちょっと知名度が上がれば、色々な番組でつかえる、良いタレントさんになると思うんですけどね。

2:04 – 2:09
ティパのパートが長いからでしょうが、ここは彼女に5秒間連続して集中しましょう。

2:16
ソヒョンの「ずっと待つの」です。普段の彼女では決して言わないような、可愛い口調で歌ってますし、握りこぶしを握り締めるジェスチャーが、大きくポイントを稼いでいます。これだけでファンを10%増やせるだけの、日本的愛嬌の場面ですね。マンネとしてのポジションが生きる、うまい使い方です。

2.24
おまたせしました。ユリ三連発です。ユリファンの不満を払拭する攻撃です。ユリは日本人受けする顔立ちをしていますから、効果は抜群です。惜しむらくは、本人がほうれい線を気にしているらしく、出ないようにヒアルロン酸でも使って、隠してしまったのでしょうか。ほうれい線というと加齢の象徴みたいですが、よく笑う人の勲章みたいなもので、性格の良さと受け取る人が多いはず。笑顔が魅力の彼女ですから、日本のテレビ出ているときに、あまり抑え気味にしないで、少々はっちゃけるくらいの明るさを出したほうが、彼女の魅力が伝わると思いますね。まあ、他国ですから節操をもって、控えめにしているんでしょうが、利点は生かしたほうが吉でしょう。

2:32
ソニたんがセンターに歩いて移動。この歩きはどうにかならんもんですかね。フォーメーションチェンジで、唯一と言っていいほど、ダサいところです。まあ、サニーが悪いわけではありませんが。
これから、サニーがセンターで踊るわけです。韓国語版では、ソニーがグラマラスであることを生かしていますが、日本語版では、逆に隠しています。

2:51
本来ジェシカがフォーメーションの中心に入り、まとまったフォーメーションで前進してくる見せ場の一つです。日本語版では、あまりジェシカが目立ちません。もちろん韓国で活動していたときは、一人だけ金髪で、彼女がセンターに入ることで、視覚的に強力なインパクトを与えていました。
非常に単純ですが、センターの彼女が目立たないことで、せっかくの見せ場がひとつ減っています。PVだけでも、彼女の服装の色を変えるなりして、目立たせればよかっただけなんですが、思いつかなかったのか、はたまた意図的にだらけさしたのか、よくわかりません。
逆に前にポジションをとり、グラマーで、動きも表情も良い、ソニーが非常に目立っています。誰を見るとでもなく、ただ眺めていても、自然にソニを見てしまいます。これは演出の意図としては計算外でしたでしょう。

3:54
伝説として語り継がれるだろう、テヨンがジャケットを脱ぐ場面です。爽やかなお色気が漂います。なんて、エロオヤジ適し線はひとまず置いといて、このPVが取られただろうちょっと前に、日本人男性は何カップが好きかというアンケートの結果が発表されました。一位はAカップ、二位はBカップでした。真面目な話、このアンケート結果がPVの構成に影響していると思います。

それが、最後にテヨンのタンクトップをスローでここに入れた理由でしょうし、サニーのグラマーさを薄めるように編集した理由でもあります。SMですよ。情報は何でも使います。そして、うまいこと取り入れています。実際、、韓国で活躍するときはほぼ全員パット着用で、大きく見せています。今回のPVは逆をねらっています。

テヨンは胸の小ささを気にしているようですが、日本でなら大モテですよ。ただ、彼女は歯並びの良い人が好きだそうなので、皆で歯医者に行って歯列矯正受ける必要があるようです。日本人は歯並びが悪いことで有名ですからね。

それが、テヨンとユナ押しの理由でしょう。スヨンは?スヨンは、しばらく韓国で仕事が続きそうだから、日本で人気があっても押さないのでしょう。

長いこと、PV見ていたので、途中端折りました。記事も長くなりましたしね。本当にSMはよく考えていますよ。紅白出場に向けて、もっと戦術を展開することでしょう。既に、例えばOh!を発表するときに、PVを「日本」でとったとか、やたら「日本」の文字を入れることで、韓国への反感をかわそうとしています。これも、上手いですね。

さて、勝つのはSMの戦術か。それとも、出場を阻止する日本人の反感か。


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