KARA、ウィンターマジックについて思う

完全にJ-popの領域に入っているKARAの日本活動です。でも、彼女らの魅力は今回のPVでも、世界中の人が受け入れてくれるのではないでしょうか。

日本デビュー前から、KARAを応援しているファンの方々は、KARAが日本向け楽曲で活動することに疑問を抱いている人が多いのも、重々承知しています。今回は特に、短い韓国でのSTEP活動の後すぐですしね。

KARAの日本向け曲はちょっと昔風な、ポップチューンで、ダンスバリバリ曲ではありません。K-popの主流とはやはり乖離しています。しかし、K-pop自体が米国のポップシーンの流れを組んでおり、STEPも80年代(私の感覚から言うと70年代)のシーンをベースで作られました。Sweetune自身が発売前に話していましたね。

けれど、KARAの曲は基本、Sweetuneが創り上げた雰囲気を保っています。日本向楽曲でも、その雰囲気の範囲内で上手く収めるようにアレンジしていると思います。それに、彼女ら自身がつむじ出す、高めのコーラスが、どの曲であっても心地よいのです。

このサイトでは少女時代の米国進出についてどうのこうのいっております。けど、少女時代の進出話を取り扱う様になるちょっと前から、正直、米国の市場では、KARAのほうが受け入れられるのではないかと思い始めています。

一見聞くと「かわいい」で収められるようなコーラスですが、心地よさがあります。これが米国の市場で受け入れられれば、KARAのほうが、ヒットを飛ばせる可能性は高いかなと思います。

少女時代が世界中で受け入れられているのは、曲のクオリティの高さであり、パフォーマンスの良さであり、各人の才能の楽しさです。9人いるのが少女時代の魅力で、個性です。これは間違いなく、世界では受け入れられます。ただ、SMの今までの方針が、良い曲を世界中から集めてきて、その中から曲を選び、メインにしてきたため、活動曲ごとに音楽的な個性が変わります。端的に表現するなら、音楽的な個性がないということですね。まあ、アイドルですから、しょうがないですけれど。

幸か不幸か、KARAはSweetuneが主に仕事をしてきました。そこで、Sweetuneの持ち味がKARAの持ち味として定着しています。日本で受け入れているユニバーサルもそこらへんは心得ており、Sweetuneぽさを完全には消した楽曲は作っていません。クレジットをSweetuneにしてしまえば、「ああ、そうかもね」と受け入れていまいそうです。

個性という点では一本筋が通っているのはKARAです。この個性が受け入れられるならば、米国でもヒットさせることが出来るでしょう。

STEPのPVを見たときに、ちらっと考えたのは、英語の歌詞にして、バックダンサーに白人・黒人をいれてしまえば、そのまま米国に出してもいけるんでないかいう感じです。まあ、音が多い割にはフラットな感じなアレンジなので、もうちょっとダイナミックに出来れば、結構売れるんじゃないかと。

なぜ、KARAの米国進出の話を書くかといいますと、DSPという会社自体、良い話がでません。本当かどうかもわかりませんが、社長とか幹部は前は暴力団関係者であったとか話です。

仮に、この噂が本当だとすると、いま日本のTV業界は、反社会的勢力を排除しようとする動きが活発ですから、KARAも活動できなくなってしまいます。勿論、DSP自身が真っ白になることが一番の解決策です。噂も立たないくらいに、正しい会社になってくれれば、日本では問題ありません。ちょっとでも怪しいと、日本の芸能誌は飛びつくでしょう。

取り越し苦労出会ってくれればいいのですが、この最悪なシナリオになった場合、米国進出も考えに入れたらいいんでないかと思っているのです。まあ、契約満了で、KARAが解散する可能性もありますけれど。

個人的な推測ですが、日本で人気を保っている限り、KARAは解散しないでしょうね。もし、解散してしまったら、日本のK-POPブームはあっという間に下火になります。ああ、やっぱり、形だけの関係であったんだ、事務所のゴタゴタや、裏の話も本当であり、どうのこうのと話は広がり、巻き込まれて少女時代も、Rainbowも、一気に人気がダウンするでしょう。

メンバーたちがKARAを続けたいと思い、それで日本での活動が制限されてしまう事になったら、思い切って米国行きましょうよ。アメリカナイズされた個性でなく、アジアンチックな魅力で、ブームにしてください。


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