KARA、どこへ向かっても。

KARAについても、ほぼ一年書いていません。久々に、アンチからは「キモい」、ファンからは「アンチだ」と言われる、個人的推測のレベルで書きたいと思います。

ニコルの脱退

まずは何があっても、ニコルの脱退でしょう。これを取り上げます。

最後のコンサートの時の計画時には、当然ニコルの脱退はDSPは分かっていたことでしょう。

それに先立ち、シングルやアルバムの売上も上がらなくなりました。韓国内の日本への反発、そして韓国政府の不必要な挑発により、日本人はK-POPを捨ててしまいました。そして、KARAを日本のテレビで目にすることはなくなりました。

結果、コンサートの売上は芳しくなかったようです。前のコンサートから、さほど間隔も開いていませんでしたしね。特にヒットを出したわけでも、人気が回復したわけでないのに、続けてコンサートを開いても大盛況とはならなかったのです。

そして、この発売期間中に、DSPはニコルの脱退を発表しました。推測ですが、「事実上、最後の5人のコンサートになる」可能性を匂わせて、とにかくこのコンサートを売り上げるのが狙いだったからでは、ないでしょうか。

ニコル側としては、多分まだ話し合いの途中の気持ちだったのでしょう。

韓国のマスコミ、そして一部のファンから、ニコルがツイートした「事務所は別でも、KARAでやりたい」という内容は、ニコル自身の本音だったのだと思います。そして、その後につぶやいた「利用する人」というのはDSPのことであり、契約を更新しないことをリークし、契約しなければKARAから外すということを話しあいでなく、これをマスコミに流したDSPへの不信感を表明したものでしょう。

韓国のマスコミの報道の しかたは、ニコル一人として扱っていたようです。私の見方は、ニコルと、その後ろに控えているニコルママ、そしてDSPの社長の三つ巴の構造を想像しています。今も、前社長の奥さんが社長ですよね?(最近、調べていないので、全然DSPのことなど、分かりません。

まず、旦那の後を受け、自分で会社を運営しようとする人物ですから、それなりに「やれる」と自負していることでしょう。前の解散騒動を見ても、プライドだけはある人物のようです。

そしてニコルママは、ご存知のように、自営業、よく言えば実業家です。一人で何店舗も切り盛りしているやり手です。

それを考えると、まずこの二人が仲良くやれそうな感じは少ないです。どちらも、同じような性格で、ぶつかり合うでしょうから。

DSP、および韓国の芸能会社の考え方は、「デビューさせるまで面倒は見る、しかし成功しても、育てた分を回収するまでは、甘い汁は吸わせない」というものです。別段、これはこれで良いかと思います。そのシステムで納得してやっているわけですからね。KARAも含め、それを余りにもやりすぎて、分裂したり訴訟になったりすることもあるでしょう。

これはDSP、および韓国芸能界のしきたりですから、これはこれで良いとしましょう。

さて、ニコルです。余りアメリカから韓国に来ることになるきっかけが語られていませんが、少なくてもニコルの歌とダンスは天性のものであり、それをアメリカで見ぬかれて来韓したわけです。親のニコルママからすれば、自分の娘が人気グループの一員なのに、大してお金をもらっていないとなれば、納得できるはずはありません。なぜなら、そもそも給料が安いのは、トレーニングなどのお金をいわば立て替えているからです。しかし、ニコルの才能はトレーニングで育ったものではありませんし、そのトレーニングも大して必要は無かったはずです。トレーニングというよりは、振りを覚えたりするレッスンで、それはDSPの必要経費のはずです。個人的な才能を伸ばしたり、磨いたりするトレーニングとは、一線を引くべきでしょう。

また、ニコルはダンスなどのVTRを見る限り、自分で努力して伸びていく人です。誰かから、教えられたから伸びていったのではないですよね。しかし、性格が謙虚のため、それを自慢することなく、「努力が必要だ」と言うのです。

多分、本当にかかったお金は、韓国語と日本語を覚えるためのレッスンでしょう。それも、韓国や日本で活動させようとしたDSPの意図に沿ってのことですから、ニコルに負担させるべきものではないはずです。

親の立場からすれば、納得できるはずはなく、それ故にDSPと仲良くはやれないでしょう。

DSP、もしくは社長からすれば、旦那の後を引き継ぎKARAを立派に育て、日本で成功させたという主張になります。ところが、そもそも日本で人気が出たのは意図したからではなく、日本で人気が先行して、それに乗っかったというだけです。運だけです。運営力ではありませんでした。日本に来てからも、事務所側はお騒がせがありましたね。元朝鮮労連の人間をやとったり、既にさっさと日本の事務所を引き上げたという噂です。本当かどうかは、分かりませんが、KARAの日本サイトは、トップページにエラーが表示された状態です。(韓国のサイトも余り手が入れられていませんでした。今では、ドメイン名も維持されていません。)

本当に、日本に金儲けに来ただけという感じになっていました。

そして、ニコル本人はKARAに残りたがっていたのでしょう。しかし、ニコルママの反対もあり、事務所は離れるしかなくても、KARAとしての活動は本心から続けたがったのだと思います。

ニコルママは、自分の知り合いの事務所もあるから、どうにでもなると思っているのでしょう。しかし、韓国芸能界としては、一回大きなごたごたを起こした張本人(ママも含めて)であり、その人物がいくら今回は正式な契約切れだとしても、ニコルを拾ってくれる事務所はそうそうないでしょうね。仮に、事務所にいれても、仕事がもらえたり、その後の仕事を順調に続けられるかといえば、もともと市場が小さいところに人ばかりいる韓国芸能界ですから、難しいでしょう。ニコルが大人気物であれば、まだチャンスがありますが、KARAの韓国での人気はさほどでもなく、その中の一メンバーでしかありません。

たぶん、脱退騒動がなければ、脱退後も韓国芸能界でニコルは活躍できたでしょう。しかし、最後のニコルの「KARAでやりたい」ツイートが、逆手に取られ、トラブルメーカー的な印象を植え付けられてしまいました。もちろん、私が推測できる程度の話は、言われなくても韓国芸能事務所の人々は、推測が付いているはずです。そして彼らは、親がしゃしゃり出てくるのを嫌うため、ニコルママのような強い後ろ盾が、ステージママになり、口出しされることを警戒しているのです。ですから、ますます、手を上げてくれる事務所は少なくなります。

アメリカでのデビューを狙っているという話がありますが、これは難しいでしょう。世界一のエンターティメント産業で、韓国で活躍していた程度では、もちろん無名扱いです。

アメリカ留学の話が合った時、本当にアメリカでのデビューを望んで、アメリカで新しくトレーニングすることになれば、長期間滞在することになります。そうなれば、恋愛に免疫がないニコルはすぐに、結婚し、帰ってこないだろうと推測していました。

しかし、実際にアメリカに渡るのは2ヶ月だということで、とても中途半端な長さです。実際にトレーニングというよりは、次の事務所が決まるまで、雑音を避けるためであると考えたほうが良さそうです。アメリカ進出のためではないですね。短すぎます。

正直な話、アメリカに行くよりは、日本で日本語の勉強するほうが、道は開けると思います。もともと、脳天気なアメリカンキャラクターのニコルでしたが、韓国や日本のようなしきたり文化の中で、萎縮してしまいました。日本では、外国育ちのため、こうしたしきたりを壊すタイプの芸能人も最近では受け入れられます。遠慮したため、ニコルの一番よい性格が、日本では発揮されていませんでした。ですから、韓国を捨て、KARAを捨て、日本での道を求めたほうが、一番成功の確率はあると思います。日本語がうまくなれば、人懐っこく、多くの友人を作る才能などから、ベッキーの後のポジションを狙えるでしょう。

また、韓国よりはネームバリューを利用して、商売もやりやすいでしょう。将来のこととせず、パン屋でもケーキ屋でも、タイアップでも、いろいろ道はあります。

DSP

そもそも、彼女たち自身が選んだといえ、事務所が悪すぎましたね。それでも、練習生をいまだ多く抱えているのが不思議です。本当にKARAのメンバーとして補充できる人物はいるのでしょうか?

先ず、間違いなく、日本で運営する気は見られません。日本のホームページがひどい状態です。フロントページにエラーが表示されています。(まともな商業サイトなら、ありえません。)夜逃げ状態です。運営が放棄されているようです。もちろん、日本の会社ならあり得ません。

日本で活躍する気があるのであれば、多分、メンバーは今も日本語のツイートを行うでしょう。しかし、最後のツアーあたりから、既に日本語ツイートは減ってきました。もう、日本での活躍は無いことを感じていたのではないでしょうか。現在は、韓国語でのツイートも減っています。DSPがKARAの将来を示すことができず、既に個人活動をメインにしようと画策しているからでないでしょうか。

そうなると、心配なのはハラです。ギュリは声優のお母さんもDSP所属ということですから、その点は安心です。スンヨンはお父さんが守ってくれるでしょう。いざとならば、やめろと進言するでしょう。しかし、ハラちゃんは孤独です。そして彼女の性格からすると、意地でも芸能界で生きていこうとするでしょう。そのためには何でもするでしょう。既に、スキャンダルも経験しています。無理に今のままで行こうとすれば、泥沼に陥る可能性が高いのでは無いでしょうか。

年齢的にも、KARAのアイドルとしての寿命は尽きたと考え、本格的に次の幸せを目指してもらったほうが、一番本人のためになるのではと思います。

ジヨン

お姉さんの留学に憧れて、アメリカ留学予定との噂です。

時々、仕事終わりに撮られた、メンバーの素の状態がVTRに映ることがあります。その中で、ジヨンは身長が一番高いのに猫背で、本当に疲れているようでした。多分、肉体的なものだけでなく、精神的なものもあったのでしょう。

日本でも、アメリカでも留学すればよいでしょう。ただ、誰かに惚れるとまっしぐらなので、恋に落ちたら学生結婚となるでしょう。

顔が似ている人は、似たような性格なものです。決して、人相占いを進めるわけでありませんが、やはり遺伝というものがあるのでしょうが、背格好や顔の特徴は、その人を表します。ジヨンは、日本人で言えば向井亜紀さんとよく似ていますし、性格も似ています。ですから、プロレスラーと結婚するでしょう。

冗談はさておき、好きになったら、まっしぐらです。あけっぴろげです。どんな状況でも、結婚するでしょうね。

もし、相手が超新星だったら、不幸になるでしょう。日本にファンがいるとは言え、聞こえてくる素行やら、韓国での知名度やらを考えると、結婚しても将来はありません。

KARAのメンバーであってよかったのは、精神的な部分は別として、肉体的に太らなくなったことでしょう。この年代の体型はしばらく続きますからね。KARAでなければ、多少ぼっちゃリした体型で20代を過ごしたでしょうが、すっきりグラマーで多少の調整をすればあと15年は、今の体型を保っていけるでしょう。もちろん、むちゃ食いしなければです。

ニコルと比較すると、随分あっさりと書いています。ジヨンが嫌いなわけじゃありませんよ。心配しないでください。

ジヨンは頭が切れます。自分で考えられます。芯も通っています。だから、余り心配していません。

ニコルは、周りの意見に左右されやすいように思われます。できるだけ、多くの人の意見を聞き、顔を立て、同意を得て…とやっているうちに、どの意見も取れなくなったり、何かを決めても、反対意見の人達に罪悪感を感じたりするタイプですから、心配しているのです。

ジヨンは、何にせよ、自分で決め、その結果を受け入れ、それを糧にして、次のステップへ勧めます。結局、彼女が自分の人生から何かを学ぶ一番の方法は、実際に起きた経験に対応することです。自分で対応して、成長できます。逆に、彼女自身が納得していないアドバイスは、結局無駄に終わります。

一方、ニコルはやさしいのです。しかし、絶対的な優しさなどは存在しません。本当の優しさとは、周りの人に何かをやることでなく、人や出来事全てをそのまま受け入れることです。受け入れても、自分が持っている人間としての優しさを変えることなく持ち続けられることです。今のところ、ニコル自身が受け入れるほどに人格はまだ成長しておらず、周りからの愛や同意を求めすぎ、それ故、苦しんでいるのでしょう。

誰でも、最終的には心の一番奥底にある、人生の目的に向かい、それを実現するために動くものです。そのためには、友人、知人、家族を一時的に反故にすることも必要になるでしょう。でもそれは、裏切りではないことに気づいてくれますように。

今までは、自分の行ったことがKARAというグループを通じ、ファンからの愛として返ってくることにより、自分自身を認められていたことでしょう。しかし、KARAから外れ、ファンからの善意のリアクションを受ける機会がなくなれば、愛を受けなれないことに、しばらく悩むことになるでしょう。

そのため、焦り、変な事務所に捕まらないことを祈ります。お母さんは、芸能という仕事を選ぶのであれば、良きアドバイザーにはならないことに気づいて欲しいですね。ステージママは嫌われます。才能を認めることと、それを実際に伸ばし、表現させ、商売として成り立たせることは違います。優秀なマネージメントが必要です。

楽曲

韓国では、音楽的にはStepが絶頂期でした。活動時期は短かったですが、事前のプロモーションや予告PVも見事でした。もちろん、音楽PVも最高でした。

残念ながら、その後は音楽的にもぶれてきましたし、最悪なのは振付です。変にセクシーさを出そうとして、その結果、変なダンスになっています。かっこ良さがありません。

最後のアルバムは、コンセプト的には良かったのですが、何かが足りませんね。多分、セクシーさを出そうとしているのに、声の質がセクシーではないからでしょう。

KARAが他のグループと比べ、際立っているのが五人が五人とも「少女声」なところです。それがボーカルのコンビネーションやコーラスでの特徴で、良さでした。だから、ガールズポップがぴったりで、ガールズポップを歌わせたら、右に出るグループはいませんでした。韓国での人気を気づいたコンセプトも、正にこの路線でした。

日本の楽曲も、ガールズポップ路線から外れだした頃からおかしくなりましたね。でも、最後のアルバムは名盤です。

KARAはどうなる?

残念ながら、これについては私の勘も働きません。

韓国での人気低下、相次いだトラブルを考えると、KARAに増員しても、人気回復はありえないでしょう。あまりごたごたすると、これまで気づいた地位を逆に捨てることになるでしょう。

しかし、DSPにKARAの後釜になるグループは育っていないのも事実。それで、KARAを引っ張るかも知れません。日本で活動させる気があるようなことを言っている割には、その逆をやっているようですし、会社としてのいきあたりばったり感が半端ではありませんからね。

仮に増員するとして、今後はセクシー系にしていくのであれば、声質が違う人が入ることになり、それにより今までの曲は合わなくなります。逆に、今までの曲を活かそうとするのであれば、少女声の持ち主を選ぶことになり、DSPが進めようとしている、セクシー路線には合いません。

物事には流れというものがあります。できれば、KARAはこのまま終わらせ、残りの3人は個人活動へと舵を切ったほうが良いのではないでしょうか。人気者になることは、幸福でもあり、不幸でもあります。それにしがみつけば、自然と落ちていくしかありません。今はしがみつくより、手離す時でしょう。

数年立てば、風向きが変わり、元の5人が復活できるかも知れません。多分、まだ20代のうちに復活できるでしょう。でも、あまり今のKARAを変えてしまうと、それは難しくなります。

そして、ファンの皆さんは、KARAの一番よい時期を一緒に過ごしたのです。YouTubeなどの動画サイトに、たくさんの記録もあります。それで良いと思いませんか。今までの5人のKARAと過ごしたのです。

美人で聡明で控えめなギュリ、可愛らしく感情豊かで甘えん坊なスンヨン、活発でダンスが上手くいつも笑顔のニコル、明るくスレンダーで意志の強いハラ、頭がよくグラマーで甘えん坊なジヨン。

彼女たち5人が一緒にいて、一番輝いた時を皆さんは過ごしたのです。それは、とても幸せなことだったのです。

どんな道を進むにせよ、彼女たちの願う通りに、進んでいけることを願っています。


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