2012年、KARAを見通す

KARAの先にあるものは何だろう。とても疑問に思います。

2011年は分裂騒動で注目をあびることから始まりました。その後解決し、日本でドンドンとCDをリリース。韓国でもリリースし、日本での当初の契約枚数をあっという間に達成したと思えば、今度はピタっとリリースを止め、まずは韓国で、続いて日本でのコンサートの発表。

普通のアーティストであれば、コンサートを行なっている期間は、アルバム制作せず、ゆえにリリースも無しというのは分かります。しかし、コンサート発表から決行日まで、時間が短いこと、そして追加公演が行われないこと、今年の4月でDSPとユニバーサルが最初に日本での契約を結んだ期間が終了することなどを考えてみると、その先が不安です。

日本でこれだけの人気があるのですから、興行的には当然追加公演を入れるのが普通です。しかしそれをやらない。

すると、有り得そうな推測は、分裂騒動では、日本のユニバーサルとの契約を満了することが第一にあり、それを全員が成し遂げるために、同意したのでは無いかと思われるのです。

コンサート完了をもって、契約解除、もしくは解散という形を取るのではないかという、一抹の不安が残ります。この不安を払拭するには、日本でのコンサート終了以降の予定が、早めに出てくれば、安心です。でも、キャンセルが効くような小さなスケジュールでなくて、ちょっとやそっとでは変更できないような、大きな仕事でなければ、安心できません。

第二の不安は、日本での活動を打ち切ることです。各自の韓国での活動をどうにか画策している様子も伺えます。もともと不仲になった原因が日本での活動とその利得の分配であったことを考えると、これも0%だとは言えません。

しかし、たぶんDSPにとってKARAが稼ぎ頭であり、日本の人気が、韓国での支持に通じていることを考えると、そう簡単にこの手段を諦めることはないと思います。しかしながら、ごたごたの解決策として持ち出されていたら、日本活動を止めるという条件を飲んでいるかも知れません。

理想的には少女時代が世界を目指すのなら、日本の活動は手薄になります。ならば、日本活動をバリバリやり、人気を不動のものにしてしまうのがベストです。なにせ、ほぼ通訳なしに、バラエティーに出演でき、さらに日本のアイドルより数段面白い。Kという括りなしに、2012年をKARAの年にすることは不可能ではありません。TV関係者も彼女らのポテンシャルは重々承知しているでしょう。KARAが主戦場を日本に移せば、レギュラーは軽く2,3本持てるはずです。

実際の動きは、これとは逆で、韓国でメンバーばらばらで居場所を探しているという感じが強いのです。それを考えると、解散説も薄れますね。

さて、どうなるでしょう。韓国の芸能事務所は半年で方針がガラリと変わりますから、事務所の言うことをそのまま信じられません。実際の動きを見守ると、色々思惑が見えてきます。

出来れば、各メンバーが満足する未来が訪れますように。


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