Be my baby、ワンガは死んだのか?

ワンダーガールズの新しいアルバム、Wonder Worldがリリースされました。

PVはBe My Babyで出ているので、これが活動曲でしょう。この曲だけ聞くと、いつものとおり昔のアメリカン・ポップ志向できたのかと思います。

歌も面白くありません。PVも面白くありません。出たがり社長も、今回は出ていません。ある程度繰り返して聞けば、それなりに聞けるようになりますが、それまで繰り返して聞けるかが問題です。

PVはありませんが、英語バージョンもあり、Youtubeに上げられているコメントを見ると、曲がどうのこうのより、彼女らの英語力のアップについての意見が多いようです。(米国に進出したときは、グループとして英語力がまだ足りなかったのでした。それなのに、アメリカ流の進出方法を取り、撃沈したのでした。)

けど、アルバム全体を聞いてください。アルバムの流れの中で聞くとBe My Babyも生きています。キラーチューンは無いのですが、全体で聞くと、どの曲も生きています。全体の出来の良さは、少女時代のアルバムThe Boysよりかなり上、BEGのSixth senseなみに良い出来です。BEGは活動曲以外はラテン調でまとめてきましたが、ワンガはR&B調できました。(R&Bという言葉は便利で、時代により曲調も違うので、それらしい説明の文章を書くときには便利ですね。 😀 だから、人によって意味のとり方が違うと思います。アルバム全体ではバラード、ロック、ポップありとバラエティーに富んでいます。しかし、全体の曲には一本筋の通った傾向があり、今のところそれを私の少ない語彙で表現するとするならば、R&Bという、便利な言葉を使うのが、一番ぴったりです。私の持っているR&Bな感じと完全にぴったりと一致するわけでは無いんですけど。)

Be My Babyはポップスですが、しっとりとした曲が多いです。大人の感じです。じっくり、聞くことも出来ます。

ダンス+フックという典型的なK-POPのアルバムとして聞くよりも、R&Bテイストなポップスに韓国語の跳ねる音をのせたという感じでしょう。(ロックも含まれていますがね。)最近のK-POPの流れとしてあからさまなフックはもう飽きられてきたようです。

アルバムのコンセプトは明確ですが、カバーの写真やティーザーの古い銃を持ったポリス・コスプレと、PV、活動曲のコンセプトはバラバラです。ここも少女時代の今回のカムバックと同じです。ちぐはぐ感が否めません。

この時期のカムバックは年末の音楽的なランキングに不利なはずですが、所属会社の株式公開と合わせた、経済的な戦略も関わっているのかも知れませんね。

発売と同時にオンラインチャートは席巻したようです。ある程度人気のあるグループであれば、韓国ではいつも「すべてのオンラインチャートを席巻」します。まだ、韓国内での人気は残っているようです。


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