男女グループを問わず、k-pop軍団が日本にやってきます。流れは止まらないでしょうね。もちろん、全員が成功できるわけでないでしょう。
で、あちこちでk-popのレベルの高さが取り上げられ、分析されるわけです。かわいい系は日本から、ほとんどの楽曲のルーツはアメリカからやってきたとかね。
ちとk-popの流れを知りたいと思いましたが、ネット上の情報は時系列に整理されているものがありません。検索したら、今年、2010年のMUSIC MAGAZINEの3月号、つまり2月に発行されたものにk-popの特集があったので、取り寄せて、読みました。ガールズグループやKARAの記事はネットで得られるもの以上の情報はありませんでした。しかし、90年からのk-popの流れをまとめた記事はとても参考になりました。なぜ、ミニアルバムという形態があるのかとか、謎が解けました。(気になる方は、取り寄せて読んでみてください。雑誌もネットの影響で大変みたいですから。購入してあげないと会社がつぶれちゃいます。)
しかしながら、特集の最初の書き出しに、j-popを軽く凌駕していると書かれていまして、ここが気にかかったところであります。ガールズグループのダンスのレベルは確かに高いですし、歌のうまさはレベル的にちょっと上です。けど、k-pop全体がj-popより上なのかというと、大きな疑問符が浮き上がってきました。
そこで、最近j-popも聴いていなかったので、YoutubeよりあれこれPVを見て聞いてしてみました。ついでなんで、最近聴いていない新しい洋楽もあさってみました。
結論から言うと、「それほど、音楽的にレベルが高いわけでない。」ではないかなっと。そりゃ、同じような機材使って音楽を世界中で作っているんで、それほど、レベル的な違いが起きるわけもないんで。情報も色々ネットに流れますしね。
音楽的なレベルは日本も遜色がないですが、曲自体がつまらないですね。聴いていて、面白みが少ないです。PVやら、ダンスやら、歌詞やら。90年代日本も現代と同様、市場は雑多な音楽指向ではありましたが、もっとエネルギッシュでした。今は、かすかすになっている感じです。(そのころからがんばっているアーティストも、元気が無くなってますね。麻薬に手を出したり、ELTみたいに声の質が落ちちゃったり。)
私はモー娘。関連でお金を使ったことはありません。ファンでもありません。モー娘。を面白いと思ったのは、なんせテレビ東京で日曜日に放送していたアメリカの刑事ドラマ、ナッシュ・ブリッジスを見終わると、モー娘。の番組が続いて始まったので、それが最初です。まあ、今回どんな様子なのか見てみたら、最近の曲は、本当につまりませんね。ありきたりの一言です。
ただ、昔の「ピース」あたりですと、曲もありきたりですし、PVもそれほど凝ったことをしているわけでないのですが、良いですね。面白いですし。見ているだけで元気が出ます。(今回、ピースのPV初めて全部見ました。w 久々にラブ・マシーンとかも見てみました。勢いがありましたね。SpeedのWhite Loveとかも見てみました。再結成のTVライブも見ましたが、やっぱり当時の方がきらめいています。)
やっぱり、流れというものがありますよ。その時、大きく流れに乗ってできたものは、後で聴いても良いんです。日本のアイドル系アイドルグループの絶頂はこのころのモー娘。でした。
Perfumeはアイドル系アイドルというわけでも無いですしね。こちらは現在の日本のテクノ・ガールズ・ユニットという突発的な現象で、流れというよりは断片的なものだと思えます。
で、流れができるためには、やっぱり良いものができないといけないわけです。良いものができるには、資本が必要です。お金のあるところに才能が集まってきます。(Perfumeもアイドル育成プロジェクトの生き残りであり、それなりにお金をかけて育成されたグループで合ったわけです。)
アメリカがなんだかんだ言っても、現代音楽の主流であるのは、資本の投下があり、市場が大きいからです。多くの人が音楽を志し、競争の結果、優れた人が大勢輩出されます。今回、最近のアーティスト聴いてみましたが、歌手のレベルで言ったら、やっぱりアメリカが一番だと思いました。まあ、ダンスもですが。w
韓国のアイドルは、日本のジャニーズをモデルとしたシステムで、寮生活を送り、トレーニングを受け、ある時は整形もされ、デビューするわけです。その為には、やはり資金が必要です。(寮に住まわせるというのは日本でもジャニーズ以前からありましたね。同じグループに共同生活をさせるというのが、ジャニーズからということなのでしょうかね。)
その成果が現在のアイドルグループの成功でして、男女を問わず、スキルが高いですね。韓国の人ならず、我々をも楽しませてくれます。ありがたく、ちょうだいいたしましょう。w
日本の音楽業界は疲弊しており、投資が困難ですね。新しい、なにかぴかぴかして、面白いものがでてくるのは、個人の才能待ちです。戦略でなく、馬券、宝くじを買うわけでもなく、ある時空から大金が振ってくるのを待っているような感じです。
また流れの話に戻りますが、アジア的には現在k-popの、しかもガールズグループに流れています。(皆さん同意してもらえるでしょう。)なぜに?それは、男性グループなら、ダンスも歌もOKというのは、ありましたが、女性で何もかもレベル高いというのは、まだ目新しいからです。韓流ガールズポップの流れが落ち着いたとしても、以降はこのレベルが新しい基準になってしまうでしょうが、今のところ、まだ目新しいです。
しかも、ちょっと前の日本のようにバラエティがたくさんありまして、アイドル達がこぞって出演しています。それで、各自の個性がぴっぱりだされ、それに韓国の人たちは魅了されています。機械的な反応のアイドルではなく、人間としてのアイドルに引かれるわけです。
ガールズグループのブームは音楽だけでなく、芸能を含んだもので、それが一緒になり日本へ流れ込んできます。(MUSIC MAGAZINEの受け売りですが。w)
この流れ、彼女たちが絶頂期に見せてくれるパフォーマンスは、現在が最高なものです。後から、フォローワーが出てこようとも、同じきらめきは出せません。だから、今は、思いっきり楽しみましょう。韓流ガールズポップを。