The Boys、落ち着いて考えてみる

新アルバムに浮かれつつ、考えがまとまらないので、落ち着いて考えてみましょう。

まず、活動曲のプロディーザーのテディから。

世界3大プロデューサーと騒いでいますが、よく考えたら、それは向こうの話。調べてみると、日本のアーティストとかもプロデュースしています。だからと言って、日本で大ヒット飛ばしているわけでない。とはいえ、有名人。プロデュースしてもらったアーティストにとってはありがたくて、涙がでるでしょうね。多分、そうした人たちは、テディを神様みたいに思っている人でしょうから。

さて、韓国では、わざわざ、マイケル・ジャクソンという名前を持ち出し、三大プロデューサーだと喧伝しなければ、誰もしらないだろうということ。これまでも、様々な海外トラックメーカーを使って、彼らの名前は控えめにし「欧米の有名な作曲グループ」だいう表現で宣伝に使ってきた。今回はビッグネームであるから、直接大きく取り上げて、宣伝材料にしている。

これは、全米進出の足がかりになればという期待、テディーの名を借りて少女時代の名前をさらにアメリカ市場で広めようとすること、しいては世界中にマーケットを広げようとする算段。韓国がコケれば、世界でもコケるだろう。日本のファンは固まったみたいだから、今のところ、ほっとけば良い。しばらくは、黙っていても応援してくれる。

テディーも自分が宣伝材料になるのはよくわかっている。それで、お金もらったようなもの。ツイッターでテヨンのボーカルを褒め称え、ワンダーガールズを過去のものと言い放ったところも、サービス精神満点。

ただし、正直な話、テヨンは少女時代の中では抜群だが、超一流とまではまだいかない。うまいけれど、では「テヨンのボーカリストとしての個性は?」と聞かれると、返答に困る。アーティストとしては個性も必要。うまいだけの人なら、世界中にたくさんいるけれど、超一流はうまい人だとは言えない。個性だけで超一流だと言われる人はいる。なので、個性を育てるのがこれからの課題。余計なリップサービスで、変な自信を付けないことを望む。(彼女自体、わかっているので、そこで苦しんでいるようにも思える。日本のツアーで伸びたのはテヨンと、マンネだ。そのまま、世界中をずっとツアーしていれば、彼女の個性も固まったかも知れない。)

ワンダーガールズのファンは怒って、テディーに謝罪を求めようとして騒いだらしい。リップサービスとは言え、ワンガが米国で失敗し、注目されていないというのは事実らしいから、それは言われてもしょうがない。怒るのであれば、それを言ったテディーでなく、進出させた社長を責めるべき。多分、ワンガがTell meで稼いだ分は、米国進出で突っ飛んでいるだろう。

知らない方に、簡単に説明しておくと、少女時代の前に今回の韓国内でのガールズグループの火付け役となったのが、ワンダーガールズ。Geeが9週連続でどうのこうのと日本でも紹介されているけれど、Tell meはその前に8週連続で一位だった。そこの社長は自らトラックメーカーでプロデューサーであり、出たがりでPVにかならず出るような人。米国進出が夢で、その夢をワンガにかけて、敢行。どこかのローカルエリアで人気の地盤を築いてから全米へという通常の手法でなく、有名バンドの前座を努め、名前を売るというやり方で出たため、韓国のトップスターがドサ回りしていると、嘆かれた。そこまでやっといて、ヒットチャートの一番下あたりにちょこっと登っただけで、消えてしまった。

ワンダーガールズの活動曲は古いアメリカン・ポップをコンセプトにして作られてきた。そのワンガがもうすぐ韓国で活動を再開する。

少女時代の今回のアルバムが、多分テディーが関わったものと思われる曲以外、古いアメリカンポップ調であるというのは偶然なのだろうか。The BoysのPV撮影は8月終わりだとしても(追記:実際は9月22日頃。MV撮影時にヒョヨンの誕生日を祝う動画が流れた)、残りの曲はそれ以降だとして、SMにはワンガがアルバム出すのはわかっていたはず。そうすると、先にアメリカン・ポップ基調の曲を出しておけば、ワンガの新しい曲が今まで通り、アメリカン・ポップス調なら、先手の少女時代が有利ということ。

さて、ワンガがどういった路線で来るかが、楽しみ。コンセプトだけで行ったら、少女時代を上回るものを持ってくるだろう。なにせ、あの社長である。

米国での人気について考える。既にこのサイトに書いた情報もあるが、後から目に入った情報によれば、当日のタイムズ・スクエアはさながら少女時代祭りの様相を呈したらしい。ファンミは動画から小さいところでやった模様と推測していたら、千人程度しか入れなかったらしい。

パリでの公演時と同様に、幾つかの新聞が取り上げている様子。芸能新聞らしいところで一面にスヨンのダンスショットを掲載したようだ。なぜ、スヨンか?それは、アメリカ人にとって、アジア系であるとわかりやすい顔であるから。スヨンは韓国的な顔立ちと言うより、散々叩かれたように、東南アジア系の顔立ちであるから。アメリカ人にとって、典型的なアジア顔であり、K-popがアジア的な流れとして扱われているのでは無いかと推測中。実際、まずアジアを席巻しているという意味で、正しいと思う。

これは嫌韓的立場で話しているのではないことを、予め前置きしておく。K-popを韓国からの流行として米国で流行らせるよりも、アジア全体の流れとして喧伝していくほうが、良いと思う。第一にテディーのワンガ過去のもの発言に対する、ファンのリアクションが、普通のアメリカ人が考えるより過激であり、それはカルト的である。韓国や日本に限らず、普通のファンの一線を超えてしまうと、カルト的に執着してしまうのは米国でも同じだと思うが、そのパーセンテージが多すぎるのだと思う。実際、日本のAKBやPerfumeのファンを見れば同じ傾向にあるのだが、我々日本人は英語でコミュニケートしようとする人が少ないため、おとなしめに彼らの目には写るはず。

もし、こうしたファンの過激なリアクションがあった場合を考えると、例えば少女時代を米国に売り込むときに、「韓国の」という愛国心的な売り出し方法は取らず、「アジアの」という冠を付けたほうが良いと思う。過激なリアクションが起き、それに対抗しようとするとき、「アジア的なモノに対する差別だ」と言える。差別には敏感な国柄であるから、こうした対応策が取りやすい。韓国という名前を出せば、サムソンがアップルに訴訟合戦に持ち込んでいるように、冷たい目で見られてしまうだろう。いささか、韓国は国の大きさに比例して、やりすぎる感がある。少女時代が米国で売れれば、マイケル・ジャクソンが韓国人だったとか、ハンバーガーは韓国で生まれたと、本気で言い出しかねない。もし、米国でPerfumeが売れれば、我々日本人は、「クリエーターのナカタは本当はアメリカ人だ」と言うのに比べて。:P アジアという名詞で、こうした問題を薄めておこう。

間違いなく言えることは、The Boysのプロデューサーが有名人でなくても、世界中のファンは彼女らの活動を待っているということだ。世界進出で、世界中にどの程度のファンが実在するのかを教えてくれるだろう。個人的には、今まで通り、各所でそこそこ有名で、かつ有能なサウンドメーカーを起用し、米国進出してくれたほうが、本当の人気があぶりだせてよかったのであるが。今回、大物を起用したことで、ヒットしても、大物の名前の力なのか、彼女らたちの実力なのか、先行した人気のおかげなのか、見極めにくい。ヒットしなければ、人気がなかったということだ。(実力は、あっても、なくても、ヒットの大きな要因にはならないというのが、ショウビズの難しいところ。)

The Boysに関して、音は褒める人が大多数。ほめるのはファンであるから、これは当たり前。大抵のファンは洗脳状態であるから、何でも「良い」と言ってしまう。(過去に記事にちょこっと書いたことがあったが、Perfumeが久しぶりにシングルを出すというのでメンバの一人が「バッキバキ」の曲調だと事前にメッセージを出していた。そしてナチュ恋が発表されたのであるが、正直に「この曲はバッキバキ」では無いとYoutubeに書いたら、スパム扱いになってしまった。実際、バッキバキといえるのは両A面のもう一方、不自然なガールであって、ナチュ恋ではなかった。実際は3曲事前に作られていたらしいが、CMの都合上、ナチュ恋が最初に出たというわけ。催眠にかかった状態のファンは正常な判断はできない。)

最近は、日本の嫌韓が一生懸命、YoutubeのK-pop曲の評価を悪いにしようと頑張っているが、少女時代の新曲に関しては、一度に投票が増えているので、その影響は小さいと考えられる。それでも、韓国語版で、6分の1が悪いに投票しているのだから、彼女たちの曲としては、決して良い曲とは言えないと思う。(現在、公開後6日目で、ついに英語版が2千万回を突破。どこの国に公開しているのだろう。アジア圏からは見られなくしているようだ。ということは、米国、カナダ、ヨーロッパからのアクセスでこの回数か?ただ、最初はアジアからもアクセスできたので、5百万回くらいはアジアからと想定したほうが、いいかも知れない。)

動画のアクセス数だけを考えれば、米国+ヨーロッパの市場で、アジア全体の売上枚数を超える可能性はある。ただ、アルバムとマキシ・シングルでは含まれている曲数と値段も異なり、しかもネット上で音源がばらまかれる現在のネット環境で、どこまでCDが売れるかというのも、逆に疑問である。

マスメディアの取り上げ方も微妙な所がある。日本でK-POPは騒ぎ過ぎだと、嫌韓からは言い続けている。しかしながら、その前に(今も)領土問題を使って、韓国憎し、中国憎しとやっていたのもマスコミだ。マスコミは商売だ。長い目で見れば中立であるが、その時々では、針は右に振り切れたり、左に振り切れたりする。それは、米国でも同じこと。米国のマスメディアが公正中立であるというはずがない。自分たちの会社の株主のことは悪く取り上げない。マスコミでは伝えられないが、知られている事実である。

更に、記事は個人ベースのため、書き手のフィルターが強く掛かってしまうのが、アメリカ流。いろいろな意見を乗っけて、全体として中立に持っていくのが、USA。

そのため、アメリカや各国で伝えられている記事の一つ一つを取り上げても、答えは出そうにない。その記事に寄せられる、意見まで見ないと、正しい状況はつかめないが、そこまではニュースサイトもフォローしてくれない。

まあ、K-Popが日本で流行っている感じがないから、本当に流行っていないという意見が出るのはわかるが、これは正しくない。レディ・ガガがあなたの生活にどのように影響していますか?と多くのアメリカ人に聞いてみれば、たぶん答えは「影響ない」か「誰それ?」であろう。日本でもAKBは流行っていだのだろうが、私の生活には全然関係しなかった。だからと言って、流行ったのは事実。そういうことだ。

ここまで、書き続けて、結局、結論は?米国で大流行ならば、マスコミもネットも、取り上げるだろう。人気でも、アンチでも取り上げられる機会が多くなる。そしたら、流行っていると認識できる。普通に流行であれば、その規模は小さくなり、時々マスコミに登場、ネットでそこそこ情報が流れ、ブログやサイトが増え(日本の状況と同じだ)、検索すれば、多くのサイトがヒットするようになるだろう。(日本でも、K-Pop流行る前はそれほど、サイト多くなかったのに、今はうじゃうじゃあります。)

流行らなければ、リアクションは無いか、小さい。そうした、情報を広く、探して、判断するしか無い。

尻窄みな結論でであるが、ヒットしなければ、そうなってしまう。大流行している証拠は見つけやすいが、流行っていない証拠を見つけるのは難しい。

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