戦争とK-Pop、2012年の見通し

音楽とは平和の上に成り立っているアートです。ですから不安定な社会情勢に影響されます。

我々日本は、周りをぐるりと海で囲まれており、それ故に隣国との争いごとは海の上です。丘の上に住む私たちは、平和だと感じております。実際は、周りを囲まれているがゆえに、穴は大きく、攻められやすい国であるにせよです。

平和憲法は我々日本人が自分たちで話しているだけの戯言で、他所の国からしたら、自衛隊は立派な軍隊ですし、攻められるまで、攻撃しない、できないのであれば、ただの飾りです。今や戦争は人間の力で行う行為ではなく、強力な兵器のぶつけ合いです。攻める、攻められるスピードも、昔ならば数カ月単位でのんびりと考えていた戦略の影響範囲も、今や数日のうちに兵力が展開されてしまうのです。

私たち、日本人は戦争から遠く離れ、傍観しているのですが、世界ではまだ争いが続いています。韓国は今も戦争状態であり、恐ろしく怖がりで、見栄っ張りの独裁者がいる国家と、隣り合っています。

一人の独裁者が死に、それが訃報としてではなく、喜ばしい出来事として、世界に発信されました。しかしながら、世襲という仕組みは、まだ若い人物を祭り上げることで、特権階級の既得権を守ろうと、これまで通り、圧政を引くでしょう。

そして、トップが変わっても、なお自分たちの力は衰えていないことを証明するために、無謀な攻撃を仕掛けようとしています。まず、仕掛けることを前提として、北朝鮮は韓国を非難し始めました。

いざ、戦争状態が始まってしまえば、歌番組、音楽興行はできなくなります。長期化すれば、行われることもあるでしょうが、悲劇が起き続けるならば、可能性は低くなります。

例え、戦争が起きようとも、企業は利益を獲得しなくてはなりません。それはアーティストの所属事務所も同じです。

始まってしまえば、韓国での活動は著しく制限されます。そして、今その可能性を事務所の方々はひしひしと感じていることでしょう。

ならば、何が起きるでしょうか。今韓国の芸能事務所を運営している人間の立場になって、考えてみましょう。

国内の市場は狭く、さらに戦争により制限される可能性が大きくなってきています。タイミング的に世界的にK-Popは認知されてきています。

ならば、最善手は、早めに国外活動をブッキングしてしまうことです。

戦争が始まってから、国外のスケジュールを入れたのであれば、脱出したと避難されることでしょう。でも、予めスケジュールが埋まっていれば、「国内に残りたいが、もう決まっていたことだ」と非難を交わすことができます。

私がSMの人間であれば、どうしましょう。一番の稼ぎ頭の少女時代は、1/3ずつ、韓国、日本、その他の世界で活動できるようにします。世襲の権力の移動を知らしめるために、北朝鮮はたぶん2~3月くらいに行動を取る可能性が仮にあるとしたら、そこまでにはスケジュールを埋めなくてはなりません。

時期的に去年と同じ時期に日本でのコンサートを開きたいと思えば、新しいアルバムリリースもその前に合わせてくるでしょう。理想を言えば、5月リリース、ツアー開始は6月からでしょう。規模を去年より増やし、地方ごとの間隔は少し開けます。それで8月ぐらいまで引っ張り、ツアーのフォーマットを固め、そのあとは、世界ツアーです。10月くらいからとして、世界へ向けての英語アルバムは9月発売というところでしょうか。

既に、レギュラーを思っているメンバーが、それから5月くらいまでに離れるようであれば、このスケジュールは現実味を帯びてきます。

今月中に発売される、世界向けのミニアルバムの売れ行きによっては、世界ツアーを最初に持ってくるかも知れません。

さらに、SMはまだ多くのアーティストを抱えていますので、去年に引き続き、今年も世界へと展開していくことでしょう。そうせず、実際に戦争がはじまったら、大幅な減収になってしまいます。

彼女たち自身、これまでのやり方と、これからの不安で、揺れているようです。

KARAの所属しているDSPは長期的な戦略は持っていないようです。去年のゴタゴタのあと、メンバーに対するサポートは手厚くなりましたが、経営戦略的な部分は変わっていないものと考えられます。トップの人事が変わったという話も聞きません。

すると、今経営陣の頭の中にあるのは、KARAの単独コンサートをどうやって、日本で成功させるかでしょう。韓国に熱心なファンがいますから、最初のコンサートは韓国で行いますが、実際、利益を生み出せるのは、日本であると確信しており、コンサート活動の中心は日本になるでしょう。

日本でのパラエティー活動で、認知度が大きく上がっているのは、知っての通りです。日本語の上達や、発表曲の徹底した現地化で、確実に人気を増しています。

SMと異なり、コンサートの構成や演出を内部で行えるだけの事務所の大きさも力もありません。ですから、コンサートフォーマットや演出は、日本のユニバーサルと関連会社の力を借りて、行われるでしょう。また、コンサートに向けた楽曲作りも始まるはずです。

DSPが戦略的な会社なら、危険な時期を推測し、例えそれが起きたとしても事前の決定を理由に、スケジュールをこなせるように、考えるでしょう。すると、少女時代と同じ時期に、日本でコンサート対決となる、可能性があります。

実際は、時期を見ていきあたりばったっりで決まるのでしょう。すると早ければ4月、遅くて10月という、曖昧な予測しかたちません。

DSPで問題なのは、たぶん大きな会場でやらせたがるでしょうが、今のKARAの楽曲やスタイルでは、観客を満足させられるかです。Perfumeはたった3人で、大会場をも満足させますが、それは彼女たちのスタイルがなし得る技であり、KARAの現在のスタイルや見せ方では、力不足です。

そのため、ファンの盛り上げ、支持を期待してのバラエティー出演も続けながら、コンサートで大会場向けの楽曲や、演出の開発が、課題になります。そういった意味でも、日本活動に更に力を入れる必要があります。

私達日本人は、心の優しい、相手のことを考える美徳を持っています。ですから、あまりKARAが日本で活躍するのは、韓国のファンに申し訳ないと思いがちです。ですが、冷徹に言えば、KARAは韓国では、コアではありますが、数多くのファンを抱えているわけでなく、KARAはガールズグループの中でも、それほど人気が高いわけでありません。一ガールズグループとして埋もれてしまう存在でしたが、日本で人気が出たこと、そして解散騒動で注目を集めたのです。

ですから、KARAが人気のある日本で活動することは、結果として韓国におけるKARAの寿命を伸ばすことになります。そして、金銭的にも、韓国内で活動するより、ずっと多くのものを手にできるはずです。

ですから、今年はKARAにはもっと日本で活躍してもらいましょう。たぶん、夢の東京ドーム、単独公演もいけるでしょう。もし、それが申し訳ないと思うのなら、その時には、日本のファンの手で、韓国のファンを何人かでも招待するというのは、いかがでしょう。そういう日韓関係があってもいいと思いますよ。もともと日韓のKARAファンは深い絆があるようですから。

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