パフュ、JPNは75点かな。

シングルにガールズポップ系の曲が多くなり、音が丸くなってきたので、アルバムにはあまり期待してませんでした。

聞いてみると、落ち着いた統一感があり、意外と聞けます。アルバム全体としてしっとりとて、かつ軽めの感じにまとまっています。

その分、かつてのパフュームに存在した毒の部分が薄くなってしまいましたね。

ボーカルの処理がかつてのような、機械的な音にするのではなく、ライブで生声にちょっとエフェクトかけて、パフォーマンス出来るレベルになっています。

面白さと、目新しさが無いので全体としては75点です。アルバムとして聴ける点を10点くらい加算しました。

しかし、日本の誇るテクノ+ダンスガールズグループですし、メンバー、Perfumeとしてのキャラクターは世界に進出できると思います。ですから、積極的に出て行かない現状を歯がゆく思っています。

まあ、韓国のSMは会社として全体で海外進出をしているわけです。日本の一グループが望んでも、なかなか話は進まないのはよくわかっているんですけどね。でもねー、あーちゃんが英語出来れば、きっと自分で切り開いていけたんだろうと思うんですよ。彼女の生来の推進力は半端ありませんから。だから、大学行くより、英語力上げていれば、今頃、世界中に進出できたんだと、もったいないと、妄想するわけです。

音はなんだか、段々ん一本調子になって来ました。セールスやタイアップを考えるとそうなるんでしょう。もしかしたら、YMOが、けなしていたからでしょうかね。

私はYMO世代です。リアルタイムに聞いていました。YMOは大好きです。けど、Perfumeを始め、ヤスタカ音楽を認められなくなった、YMOのメンバーは、もう慢心してしまったんだろうと、思います。

YMOはYMOというグループであったから認められたのです。三人はそれぞれ凄い音楽的な才能の持ち主ですが、私は各メンバーが個人だけで作る音は、正直つまらないと思っていました。三人よってのYMOで、三人が集まったYMOの音が好きでした。

今の音を認められなくなった、YMOは、そのメンバーは、老いてしまったんだと、思っています。

その後、ニューウェーブが出てきて、J-Popという言葉が確立し、世界から多少は注目されていった頃は、リスナーも成長しました。言い換えれば、日本のJ-Popはクオリティーの高いリスナーが育てたのです。

クオリティーの高いリスナーが育つに、YMOやその後のヒュージョン系、ニューミュージックなどの音楽も、貢献したんだと思います。

さて、次のJ-Popを担う諸君、新しい音楽、才能を聞かせてくれないと、リスナーのレベルが落ちてしまいます。リスナーが死んでしまいます。日本の音楽は落ちてしまいます。

そろそろ、誰かのモノマネではない、新しい音を聞かせてください。Perfumeはこの点では、一回ヤスミでした。


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