NegiccoとNGT48のコラボはWin-Win

755に投稿した2つ目のトークを転載します。内容はほぼそのままですが、755の文章長制限に引っかかりかけなかった部分と誤りを修正しています。

NegiccoとNGT48のコラボは本当に悪くない。

Negiccoは良曲があるが、マネージメントが弱く、いまいち発火できない。きっかけさえあれば、中堅グループ程度にブレークできるだけのスキルとリソースがある。

NGT48はNegiccoに比べればマネージメントに力がある。地方支店のため本店ほどは人口集中する在京メディアで頻繁に取り上げられないとはいえ、デビュー後に人気が上がれば、爆発する可能性が大きい。ファンの声を聞くと初期AKBのような感じを持っているそうだ。NGTは既にメンバー加入前の粗が出てきたとはいえ、グループのイメージがピュアであるというのは、スキャンダルで離れてしまった他の本支店のファンの救いどころになる可能性がとても多い。

AKBグループが他のアイドルと絡むというのは、TV番組とかイベントがなければまずないが、それを常駐的に行うのをファンに正当付けるために「地元」と「新潟旋風」というキーワードが使える。

AKBグループにとって、Negiccoと絡む、もしくはブレークを手伝うというのはなんにも利がないように見える。しかし、実際Negiccoが「アイドル」として活躍できるのはあと数年だろう。Negiccoが大きくなれば、活動を何らかの形で終了する際に、「盟友」としてNGTのプラスイメージは残るし、それまでのストーリーは美談として残る。長期的に見れば、ピュアネス路線での展開が難しくなる頃に、イメージアップに利用できるはず。

Negicco側としては、いわば「有終の美」を飾ることができるはず。「武道館公演」というターゲットが小さくなるくらいのことを成し遂げられるはず。

運営サイドとしての利点の他、NGTメンバーにとっては、Negiccoの経験を学べると思う。たとえば、観客をのせ、温めるのが上手いMeguの煽りは、AKB流ではなかなか温まらない会場を盛り上げるスキルを身につけるのに役立つ。天才と言われる、踊りながらも安定したNaoの歌唱も引き継げるメンバーがいるはずだ。そして、Negicco最大の武器と言われる、平和で安らぎを生み出すライブは、厄介が増えつつあるNGTにとって、感じ取るものは大きいだろう。

ライブは楽しくなるだろう。顔と低音が似ているKaedeを使って、サイレントマジョリティーのパフォーマンスをやったり、他のアイドルからも好まれ、ライブでコピーされる「ねぇバーディア」は最強の指差し曲でアイドルファンにはよく知られた楽曲であり、指差しするのがとても自然だから、コラボライブでNGT+Negiccoで会場全体に指差しすれば、好評を得られるはず。(秋元曲ではないが、この曲に限ってNGT劇場公演で使うのもとても有効。これ以上ないくらいの指差し曲だから、レスが欲しいファンにも受け入れてもらえるだろう。作ったのはレキシの池田氏なので使用の許可も取れるだろう。)NegiccoもNGT並に振り付けを入れるのが早いので、コラボも曲交換もダンス的には問題なし。

アリオラサイドでコラボ曲を作るときも、Naoの安定した歌声でたとえばゆきりんとの「なおりん」として聞かせる曲ができる。Meguのキャンディボイスも活かせる楽曲が作りやすい。逆に低音のKaedeは「大人の平手」のような雰囲気のコラボ曲が作れる。Negiccoサイドでコラボ曲を作成するときはconnie氏が、NGTの魅力を必ず引き出した、バラエティ豊かな楽曲を「短時間」で作ってくれるだろう。

さらに、AKBグループでは停滞気味だった「兼任」にも新風を吹き込むことができる。一年ぐらい研究性を「Negiccoと兼任」させれば、話題性は抜群だ。一層のこと他のアイドルグループと兼任させれば良い。なかなか上へ上がれずに腐ってしまうメンバーを救えるし、兼任先のグループは話題になる分プロモーションになる。

逆に「地元密着」の特例として、たとえばNegiccoや他の新潟のアイドルに、NGTの劇場公演が空いている時にライブ会場として利用してもらえば、劇場の収入にもなるし、多分他のアイドルも抱えている「会場が取れない」問題を解決できる。特に、NGTの劇場は新しく、衣装部屋が別にあるということなので、楽屋だけ提供できれば他のアイドルはライブできるはず。通常、衣装はアンコール時に着替える程度だろうから、楽屋のみで対応可能なはずだ。これがうまく行き、収益が向上できれば、定員300名の壁を超えて劇場をより広くし、消防法上の問題をクリアしても収益は出せるようになるだろう。

NGTがAKBで地元密着の初めてのケースであるというレスキューがあれば、他のAKB地方グループでやれないことを行えるはず。運営としてもビジネスとしても、楽曲やライブという点でも広げられると思う。

いやはや、どう考えてもwin-winしかないように見える。新潟は物事の進み具合が遅い地方ではあるが、スピードを持って展開すれば、これは両陣営にとって良いチャンスだ。


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