755からの転載、3つ目です。
欅坂の不協和音、昨日PVが公開されましたね。公開前から、「僕は嫌だ」の2回めをねるが担当していることが、曲に合わず、それが不協和音だという、たぶん他のメンのファンのクレームに似た声が聞こえています。
けど、あのセリフを3回平手が担当したら、ちょっと間が抜けた感になります。セリフの意味も弱くなると感じられると思いますね。
この曲はダイナミック、ドラマティックです。ドラマ、漫画、音楽、絵画においてドラマティック、ダイナミックというのは変化が大きという概念です。
セリフの一回目は「強い」感情を表に出せる平手というタレントに任せるのは当然です。音楽番組では最初とエンディングしかパファーマンス出来ないことも考えると、必ずパフォーマンスできる1回目のセリフをグループのアイコンである平手にやらせるのは当然です。
セリフの順番は流れ的に、強・弱・強のキャラクターを持ったメンにやらせるのが、「ドラマティック」的な演出では順当です。そうして考えるのであれば、1回目と3回目は平手が順当で、あとは2回めに弱のキャラクターを当てることになります。
弱っちい感じと言えば、原田葵などでも良いのでしょうが、そこは表題曲です。ある程度人気のあるメンを選択することになります。すると、柔らかいイメージで、人気もあるねるが適当です。
ファンのリアクションを見れば、ねるにはアンチが多いこともわかります。
しかし、それで楽曲を攻撃すれば、そのナイナスの分だけ欅坂というグループの寿命を縮めているだけです。圧倒的センターの平手のおかげでグループは快進撃を続けています。しかし、その重荷を彼女一人にだけ背負わせるわけには行きません。
メン個人個人が持っている才能を発揮し、いろいろな方面からグループを支える必要があります。ねるは独自な柔らかい物腰と欅へ参加したドラマティックなストーリー、それでいて動じない芯の強さで人気を得ています。それもグループを支えているのです。
くだらない評価や攻撃で、欅自体を貶める必要はありません。そもそも、坂道グループのなかでねる自身がやりたいと立候補しても、それは通りません。運営と演出サイドが割り当てたのでしょう。ねる自身に責任はありません。
曲の内容にあるように、全員が同じ意見を持つ必要はないのはそのとおりです。しかし、ねる個人を攻撃するのはお門違いでしょう。