BSWはなぜ無料なのか?私はなぜ現役プレーヤーでないのか?w

 Hiho!

 くぼた屋さんと、お友達に置かれては、わざわざお読みいただいて、ありがとうございます。

 私が現役のリアルなボードゲームのプレーヤーではないことは、このブログのどこかや、自分のHPや、他の人のHPに書き込むときに折に触れ、書いていますので、ご存じの方も多いんですよ。あと、BSWの中で出会った方に聞かれると、そのことは話しますからね。秘密でも、ぶっちゃけた話でも、何でもないんです。

 さらに、BSWの中で誕生日までさらしているので、20年間、実際はそれ以上ですが、リアルのゲームを買っていないとしても、驚く方は少ないと思います。w (正直に言えば、過去に婚約寸前までいっていた彼女が、なにかゲームを買うというので、デパートにあった、あるボードゲームを勧めて買わせたことはありました。自分で買わずに、買わせたのですね。w 遠距離恋愛になったために、関係は消滅してしまいましたが。)(悲しいことに、誕生日をさらしているのにプレゼントが届いたことは一回もありません。。。w)

 まあ、ぶっちゃけ、私がリアルのプレーヤーだとしたら、とうていBSWで日本語版作成したり、ルールを翻訳したりする時間は取れません。www

 昔話ですが、私が学生の頃は、学校の寮に住んでいました。なにせ、カードゲームはウノ、TVゲームでファミコンが予約しないと購入できない時代でした。私の同室の彼は、ファミコンのソフト、販売されたもの全部を購入する、強者でしたよ。w

 私は、ゲームに関して言えば、アナログ系も、デジタル系もプレーしました。アナログ系で言えば、ウォーゲーム何ですが、歴史云々よりも、そのシステムとルールの多用さに引かれていたのです。(残念ながら、テーブルトークRPGが出てきたときでしたが、まだ遊んだことがありません。死ぬまでに一回くらいはやってみたいと思っています。w)

 しかしながら、分厚いルールブックを読んでくれる人はおらず、結果として、軽めというかルールが簡単なボードゲームを寮の友達と遊んでいた記録があります。当時はボードゲームはアメリカでしたね。ドイツでなくて。

 ルールを読めるだけの英語力はありませんから、日本語ルールが頼りでした。当時からHJ頼みでした。w (HJのビジネスモデルは当時より変わっていませんね。海外ゲームに関して言えばですが)

 卒業後、仕事に就けば、ゲームをする時間も取れません。忙しい時代でした。当時の友達ともだんだん連絡が取れなくなります。ゲームからは自然と遠ざかり、所有していたゲームも全部破棄しました。

 これは、過去にアナログゲームをプレイしていたならば、経験済みだと思います。就職した手の頃は、仕事を覚えるので手一杯、ちょっとすると、今度は責任がつきまとい、人間関係が複雑になり、スケジュール等の管理も増え、後輩の面倒も見筒、自分の仕事もやりっとなってくると、とてもゲームどころではなくなります。時間が十分に取れた学生の頃と同様とは行かなくなります。

 それから、アナログゲームとは離れてしまいました。完全に。

 で、個人的にズーーーと、コンピューターを持っていなかったのですが、所有していたワープロが壊れたため、購入、その後、ネットに接続し、検索サイトで情報をあさるようになり、ふと、昔のゲームを思い出し、色々と調べていくうちに、BSWに出会ったのです。

 最初は、何が何だか分からず、しかもつながらなかったので、あきらめてました。数ヶ月後、別の機会に試したら、今度は接続でき、BSWに足を踏み入れました。

 私の住んでいるところは、目黒まで自転車で20分ですから、あるサークルの例会へ、いける距離です。w じゃ、なんで行かないのかというと、例会のある土曜日は、私、働いています。週休二日なんてブルジョアな生活を送っていませんので。w

 私がBSWにやってきた頃、よく言われていたのが、「BSWは敷居が高い、なぜなら英語がドイツ語が分からないと遊べない」というものでした。いまでは日本語化が進み、日本人を捕まえられるなら、日本語だけでも遊べるのですが、今度は「設定のしかたが技術的すぎる」とか「ブラウザで文字コードを設定しないとフォーラムの日本語が読めない」とかいう理由であいかわらず「敷居が高い」と言われています。w

 わたしが、リアルのプレーに手を出さないのは、「たまにしか遊べないゲームに金を出さなくてならないなんて」、「そのためにわざわざある程度広い場所を用意しなくてはならないなんて」、一番大きいのは「時間をわざわざ作らなくてはならないなんて」–敷居が高いからです。w

 もちろん、現役プレーヤーの方々から見れば、そうでもないと言えるでしょう。私が現役の頃であっても、そうで無いと反論していたと思います。

 けれど、長らくアナログゲームから離れている人、また全く遊んだことのない方にとっては、事実なんです。まあ、アナログゲームに知り合いを引き込もうとしたことがある人なら、十分に理解していらっしゃるでしょうね。私がわざわざ言わなくても。w

 今回のドミニオンに関しては、個人的な考えですが、アナログゲームになじみがない人でも、納得させられるような面白さを秘めていると思います。ルールを読ませなくても、ちょっと説明し、テストプレイして、手順を憶えさせ、何ゲームか遊べば、はまってくれる確率は他のゲームより数倍も高いと思います。

 私は田舎へ戻ったときにしか、弟には会えません。彼も小さな会社ですが、がんばって勤め、働いているようです。帰ったときにまあ、一緒に遊ぶと言うことは無いわけです。せいぜいPSで交代であそぶとかね。w

 で、ドミニオンなら一緒にあそべる確率が高いと踏んでいるのですよ。面白さ、単純さ、バリエーションがありますから。彼も納得して、楽しい時間を過ごせるんでないかなと。(まあ、私の好みを言うと、もうちょっとだけ複雑で、インターラクティブであれば満点なんですが)

 田舎へ帰っている時間=私が十分に時間が取れる時期です。今、東京の小さなアパートへ住んでいますが、こちらで働いているときは、とてもでありませんが、ゲームのためにどこかへ出向く、ゲーム卓を用意して誰かを招くなんてことはできません。

 多分、ゲーム好きなのは一生治らない性格なのでしょう。皆さんと同様に。w

 それを満足させるため、細かい空き時間でBSWにつなぎ、ゲームを楽しんでいるわけです。欲求不満がたまると、別の損害の大きいゲームに走ってしまう、破滅の道が待ってますから。なにかで満たす必用があるんですね。w

 BSWは創設者のARMさんによって、遠くに離れた友達と一緒にオンラインで遊ぶために作られました。卒業や海外への移住によってです。また、彼らが成長するに従って、遊ぶ機会が減っていったとも言ってます。

 国は違えど、状況は私や皆さんと似ていませんか?多分、ボードゲームに限らず、同じ状況は起きるんでしょうね。

 ARMさんの偉いところは、実際にBSWを作り上げたと言うこと。それと、彼のボードゲームへの情熱を表しているのは、無料で遊べるシステムにしたことです。

 BSWが無料なのは、ボードゲーマーでない方にも遊んでもらい、ボードゲーム熱を広げるためです。コアなプレーヤーさんなら、お金を払ってでもオンラインで遊びたいという人もいるでしょう。そうしなかったのは、興味がある人を引きつけて、実際にボードゲームを遊んでもらうためなのです。

 ですから、BSWでは、リアルで知り合ったプレーヤーさんと会い、いわゆるオフ会で遊ぶことを勧めているんですよ。登録しておくと、近くにいるプレーヤーさんを教えてくれるシステムもあるんです。ドイツ内限定ですが。

 ところで、BSWはビジネスとして成功しているかというと、そうでもありません。スタッフはいわゆるアルバイト的な賃金しかもらっておらず、別の仕事をやっているそうです。

 では運営費はどこから出ているかというと、昔はあれこれ想像されていたようですが、現在はHPにしっかり、ゲームの出版社の協力で無料に保たれていると書かれています。

 出版社サイドはなぜBSWにお金を払ってまで、ゲームを載っけてもらうのでしょう。プレーヤーはBSWで遊んでばかりで、製品を買ってくれないというリスクがあるというのにです。

 BSWにゲームが登場するタイミングは色々あります。ボナンザは10周年記念のなにかが販売された時でした。ドミニオンはエッセンでドイツでのお披露目のタイミングでした。キングスブルグは拡張セットの販売時期(発表でしたかね?)、多くのゲームは販売開始の時期です。(厳密に言うとキングスブルグとバイキングはBSWのユーザー投票の結果として登場した形なのですが)キャントストップは新デザインで発売された時期に、新しくなりました。リグレットは、スピードマシーンの販売時期です。

 これらの事実を考え合わせると、考え合わせなくとも外人さんと話すようになると教えてくれるんですが、出版社サイドのメリットとしては販売促進でしょう。他に何があるんだと突っ込まれそうですが。w

 実はこのことはリアルのプレーヤーかどうかというよりは、BSWで古くからいるプレーヤーさんと話すようになると、色々と教えてもらえるんです。外人さんの中には良く知っている人も多いですし、有名出版社の社長のこともあるようですよ。そういう友達の友達は皆友達だという関係から、教えてもらえる情報もあるんです。

 今回の件は、フランスの会社がごねているのは間違えがないようです。フランス語担当のBSWトランスレーターの人とは「ドミニオンに関してフランス語版がなくても(削除しても)よい」と同意ができていて、それ以外の言語に関しては交渉がまとまり次第、元のように各国語版で遊べるようになると言うことです。だから、あまりヒント(各国語版を表示するための)を広めないでといわれているんです。けど、いつになるか分からないから、広げてます。w

 今、またドミニオンを予約して購入しようかなという気分になっています。今回の件に日本は関係していないことが分かったからです。もし、購入して、GWの頃に弟と遊んだら、現役復帰と言って良いのでしょうか?www


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