愛かまが楽曲のキャッチーさとMVの視聴回数の割に、ウィークリーチャートが14位と意外に伸びませんでした。チャート集計方法の変更が多少は影響しているのでしょうね。
Negiccoに関しては去年から書きたいと思っていましたが、ネットは公開空間のため、メンバーの目に入る可能性があります。私の文章は多少辛辣な部分もありますので、この一年控えていました。リリースイベントも終わったようですし、現在はメンバーの調子が良いようですので、この数年の思いをまとめて残しておこうと思います。
それに、アイドルやアーティストの人気が爆発すれば、このような投稿は週に何十本も公開されます。週刊誌からあることないことほじくり出されます。火のないところに煙を立てられます。それにいちいち傷ついていたのでは身が持ちません。売れるとは、そういうことです。Negiccoもメンタル面で強くならなければ、とうてい芸能界で成功できません。(昔のように、ちょっと敵対されたり、いじられたりしただけで泣いてしまうのでは、テレビ出演も無理なのです。強くなってください。)私が書く、この程度の文章で傷ついている暇はありません。
私はねぎヲタさん達に顔なじみがいませんので、好き勝手なことを書きます。一人でも知り合いがいればブレーキになり、多分本心は書かないでしょう。
お前は誰だ
たぶん、私は「ねぎヲタ」のカテゴリーには入らないと思います。ただ、ヲタクの定義するヲタクは細分化されており、全体としてはかなり広範囲のため、「楽曲派」というカテゴリーに引っかかるのかもしれません。(しかしながら、楽曲派というカテゴリーの定義は厳密に存在しないようですね。)
現在、CDを購入することはありません。コンサートに行くこともまずありません。基本、音源はOtotoyで(他のアーティストならMoraでも)購入します。
アーティストやアイドルの中で、一番Negiccoが好きかと言われれば、「一番」の座は現在空いていますので、「いいえ」です。ただし、同じ新潟県に住んでいるという点を除いても、「一番成功してもらいたい、アーティスト/アイドルは?」と問われれば、ためらいなくNegiccoと答えます。ですから、一ファンです。
デビューしたての頃、たしか「二十歳まで恋愛禁止で、誰かと付き合っている所を見かけたら解散」と表明していたのは覚えています。
Negiccoデビューのときは東京に住んでいました。お盆の帰省時か夏祭りの時、Negiccoが歌謡ショー的なイベントにでていましたが、スルーしていました。
当時は海外ドラマをよく観ていたため、Gyaoを頻繁に視聴していました。例の勝ち抜き番組は、アイドルに興味がなかったのでリアルタイムには見ていませんが、一応新潟つながりで再視聴できるのを見つけると、チェックしていました。
楽曲の良さに気づいたのは、Tパレット所属する前後でしょうか。過去記事には書いたのですが、厳密にいつだったのかを明確には覚えていません。しかし、Negiccoの今までのストーリーはかなり覚えています。
音楽について現状はNegicco、アプガ、欅、BABYMETALを聴いています。そこら辺が楽曲的に面白いと思うからです。もう、歳を取ったら力を入れて音楽を聴くことが少なくなりました。楽に聞きやすいという点で、ガールズグループがメインになりました。ある程度、アーティストやアイドルのストーリーを楽しむようになりましたので、もう成功してしまったPerfumeへの興味は薄れています。(でも本当は、聴いても目新しさを感じられなくなったのが一番の原因です。)
武道館宣言と撤回
そもそも、Negiccoについて書きたいと思ったのは、野音の「来年(2016)は日本武道館」宣言のあとに続く楽曲やプロモーションのちぐはぐさに歯がゆく思ったからです。去年(2016)の「撤回宣言」が出るまで、ずっとイライラが続き、時々ツイートしていましたが、短い文章では本意を伝えられず、誤解された方もいらっしゃるようでした。去年の今頃、それまでのもやもやをまとめて記事にしました。
撤回宣言により、私自身は「Negicco自身がスローペースを選ぶのであれば、それはそれでいいや」と思っています。ただ、まだ「いつか武道館を実現する」という思いを持っているのであれば、スローペースで達成は無理でしょう。厳しいですが世間的にはメンバーが30代になってしまうと、アイドル扱いは難しくなります。歳をとっても続けている「痛い」アイドル扱いか、ネタ扱いになります。遅れれば達成するのが難しくなるでしょう。今年(2017)か来年(2018)年に実現してしまうのが理想的です。(痛いアイドル、ネタ扱いが「おいしい」と思える強いメンバーなら良いのですが、残念ながら本気で傷つくでしょう。)
Negiccoは褒めて伸びるタイプですが、あえて今年(2016)の撤回宣言に付いて苦言を呈します。「勢いだけで武道館公演を…」という発言がありましたが、そこは「自分たちについて話しているんだ」ということを強調する言い回しにしておくべきでした。この部分だけを聞くと「武道館公演を実現できたアーティストやアイドルは、勢いだけで実現した」ように聞こえてしまいます。武道館での公演をなし得たアーティストやアイドルに対して、失礼な発言に聞こえます。
別に揚げ足を取ろうと思い指摘しているわけでありません。これから上昇し続けるためには、下手を踏んでいる暇がないので、発言には十分に気をつけるべきでしょう。もちろん、ファンであれば好意的に理解してくれます。ただ、言葉はファン以外の人にも届きます。Negiccoが成長するには武道館公演をなし得た大御所アーティストさんたちの手をこれからも借り続けることになるでしょう。自分たちでチャンスを潰さぬように慎重になるべきです。
また、個人的にNegiccoに足りないものは、「チャンスを活かす」ことだと思っています。掴んで活かし続けるのが、「勢い」です。武道館公演を行い、座席を埋めるには、その「勢い」がなければ実現できません。今までは運営を含めたNegiccoが慎重過ぎ、波に乗り切れない感じを受けます。毎年、Negiccoの紹介には「ブレーク間近」の一文が添えられます。その状況で既に4年過ぎました。実力は既に備わっています。特に最近は歌のスキルが三人共かなり上がっています。チャンスも次々やってきています。ただ、大ブレークするにも、武道館公演を実現するにも、「勢い」が必要なのです。「勢い」を否定するのではなく、自分たちを「勢いづける」段階に入っていると、自覚すべきでしょう。
今年は初めから、エビ中との対バンやsaku-sakuへの出演、ツアーの発表など、再度波がやってきている感じがあります。NGTは欅坂のヒットで影が薄くなったことも、同じ新潟を拠点としているNegiccoにはラッキーでした。運もあります。ぜひ、今度は逃さずに「勢い」に乗ってくれることを祈っています。
不調
バーディアの頃まで、Negiccoは非常に波に乗っているように思えました。しかし野音以降、どうも公開されるリーダーの写真に陰が見え続けていました。表情が冴えて見えませんでした。
個人的には、身内に不幸でもあったのかなと推測していました。しかし、ツイートされた体の不調が発病、もしくは悪化したのがこの時期なんでしょう。
ただ、メンバーがツイートで不調を発表するのはいけません。芸能人は自分たちが商品です。Negiccoにはスポンサーも付いています。自分たちが不健康であることは、スポンサーと商品にそのイメージが付いてしまうため、メンバーが発表するのは避けるべきです。公表するかも含め、事務所に任せるべき部分です。これは、事務所の教育不足でした。
多分、事務所からも叱られたかと思います。(もし、注意もしていないとしたら、事務所の怠慢です。ただその後、感情を認めてもらいたいという旨のツイートがあったと覚えていますので、何らかのアクションはあったのではないかと想像しています。)
武道館公演をいつか実現するには、お金が必要です。公演にスポンサーをつけなくてはなりません。CMももっと行う必要があります。病気も含め、ネガティブな印象の芸能人を自分の会社や商品の宣伝にあえて使うところは先ずありません。ネガティブなイメージはメンバー各自がもう完全に捨て切る時期です。
多分、「武道館公演が宣言通りに実現できない」可能性は、比較的早くから知らされており、それを黙っていたことによりプレッシャーとなったのが不調の原因だと推測しています。撤回宣言により、肩の荷が下り、正直に言えなかったことによるストレスは軽減できているでしょう。体調も戻ってきているのではないでしょうか。
武道館公演を本当に実現するには、もうネガティブなことを売りにしたり、表明している暇はありません。これから、全部ポジティブで突き進む必要があります。
路線
話を「来年は武道館」宣言の頃に戻します。
一番個人的にイライラしたのは、武道館宣言した割に、今までの明るいキャッチーな路線を捨て、より大人びているがヒットしそうもない楽曲へ転換したことです。それにより、新しいファンは付きますが、今までの楽曲ファンは離れます。
傾向として順調に発展している場合は戦略を代えるべきではありません。急発展している場合は、余裕を見て次の手を打つ準備をしますが、戦略自体を代えるべきではありません。発展がなくなった、縮小傾向のときは変えなくてはなりません。変えなければどんどん下がっていきます。
バーディアまで、売り上げだけでなくメディアの取り扱いをみる限り、うまく上昇していきました。圧倒的なスタイル-NEGiBAND ver.の売上枚数が、実質的なファンの数を反映しているでしょう。すでにアルバムに含まれている別録バージョンを欲しがり、比較的緩いプロモーション活動でも購入しているからです。約3千人です。
矛盾のリリースは非常に疑問です。春に発表するような曲調でありません。もし、武道館を本気で狙うのであれば、夏フェスにどんどん呼ばれるようなアゲ曲を投入するべきです。この時期は、夏フェスに招聘する「ヒット中」のアーティストのブッキング時期でもあります。ファンの獲得を願うのであれば、フェスに呼ばれるようにアゲアゲな夏曲を投入すべきでした。(TIFもファン獲得の良い機会だったのに一日だけ参加というのは、解せません。前年度にあれだけ高評価だったのですから、重点を置くのが良かったかと思います。)
それと矛盾のPVで、背景の四角や人物が頻繁に突然消えたり、変わったりするのはよくありません。再生時に負担になります。それを考慮したのか色数を抑えたり、人物をモノクロにしたのだと思いますが、再生能力の低い場合は、ブロックノイズになってしまいます。様々な媒体でのプロモーションを想定しているでしょうから、きれいに再生されない可能性がある作品はマイナスです。
作品は前作の影響を受けます。矛盾はバーディアの余波を受けそこそこ売れました。しかし、愛かまは矛盾の影響を受けて伸びが鈍かったと思います。MVの再生回数はかなり良かったんですけどね。次回作に期待しましょう。
アルバムT43もアーバンすぎます。アイドルと言うよりはアーティストの領域へ踏み込んだ感があります。視聴トレーラの動画もでましたが、サビだけを繋いだため当時は曲がどれも似たように聞こえました。SNSの反応も前作よりよくなかったかと思います。公開前に部外者でチェックすれば防げたかもしれません。
あと、もう少しリリース頻度を上げたほうが良いかもしれません。活動をしていないように見える時期が長すぎます。ライブかリリースのプロモーションをやっているかくらいのほうが、売れている感があります。その間隙を突いてメディア出演、対応するくらいで売れっ子感がでます。Negiccoは本来そのくらいで当然なのです。
変化
アイドルグループとしては年長となったことを利点として捉えるなら、歌に重みやリアリティを乗せることができます。
この手の作詞はなんと言っても秋元康氏が抜群です。若い人の一部には「説教くさい」と捉えられているようですが、それは秋元氏が年齢を重ね、詞に次世代へのメッセージを込めるようになってきたからでしょう。
ただ、秋元氏は自分に才能があることを自覚しているがゆえに、ストレートな歌詞は書かない人です。表現に工夫を凝らし、言葉を選びます。若いアーティストが書くようなストレートな作詞はもうできないでしょう。
Negiccoはある程度年齢を重ねてきました。多少くさい詞や、もろにストレートなメッセージソングでも、説得力を持ってリスナーに届けられるかと思います。これを若い人が歌うと、「言葉の割に軽い」、「売れようと力んでいる」感じが多くなりますが、歌い手の年齢が進むにつれリスナーを納得させることができるようになります。年齢をリソースとして活かすには、秋元氏が書くような説教臭い詞や、ストレートなメッセージソングにも挑戦するときでしょう。
規律
バンドによるライブの後でしたか、あるネギヲタさんがNegiccoのコンサートの舞台監督と友達で、ライブ後に居酒屋かどこかで「将来どのように演出するか」という話を聞いたとツイートしていました。内容は話せないと具体的な話はしませんでしたが、アイデアを聞いて盛り上がったそうです。
これが、真実かどうかはわかりません。本当だという前提で話を進めます。
このツイートを事務所がチャッチしたかどうかはわかりませんが、情報を掴んでいたなら事実確認をし、真実であれば監督を切るべきだったでしょう。
どの業界でも同じですが、仕事には守秘義務を負うことが多いです。リリースやライブなどの情報がきちんと統制されておらず、特定の人物やメディアだけにリークしてしまえば、芸能界はまず成り立ちません。メディアの中に不公平感が生まれ、不利益をこうむるところは、そのアーティストを取り扱わなくなります。ですから、たとえアルバイトであろうとも、厳しく守秘義務を負わせるわけです。本当に守るべきときは、部外者をプロジェクトへ参加させません。
そうした不文律があるため、情報が漏れやすいという噂だけでも、信頼を失うことになります。情報統制は厳しく行う必要があります。
それなのに、不特定多数の人がいる居酒屋でこれからの演出方法について、たとえ友達であろうとも守秘義務を追わない人間にペラペラ話す監督と契約しているだけでも、事務所の信頼問題です。もちろん、監督として契約する場合は契約書に守秘義務を負うことを明記するべきでしょうし、仮に記述がなくてもこの手の業界で生きていくのであれば、アイデアであろうと決して第三者に情報は漏らしてはだめです。
舞台監督の友達は「内容は話せない」とツイートしていましたが、監督が「将来の演出のアイデア」を第三者に話したという事実だけでも問題になります。まあ、あくまでも事実であればです。
緩い事務所であろうとも、ここらへんは厳格に行わないと信頼を失います。
提携
過去に大手からの誘いがあったことは知られていますが、三人が熊倉社長のもとで頑張りたいということで、現在も新潟の弱小事務所で頑張っているわけです。
もし、三人のうち一人でも「もっと成功したい」というタイプのメンバーが存在していたら、移籍話に乗っていたことでしょう。武道館公演実現のためだけで判断するなら、もちろん乗っておくべきでした。
武道館公演を断念した理由として、事務所にお金がないことが上げられています。そりゃ、今ののんびりペースでライブをし、バンドをつけてライブをしちゃったら、儲かりません。いつまで経っても、お金はたまりません。金銭的に潤沢な資金を持った、大手のほうが有利です。
冷静に判断すれば、今からでも事務所移転形、もしくはライブツアーと大型ライブに関して大手と提携したほうがよいかと思います。
エビ中とのライブの前までは、他の事務所がよいのではないかと思いましたが、ライブを見てスターダストでも良いかなと思い始めました。確か、ももクロのプッシュが強すぎて、テレビ的には事務所は干されていたと思いますが、最近は緩んできたようです。大手ですから経験と知恵があります。また、エビ中との対バンをみる限り、相性もよくフィーリングも合うようです。相性は大切です。
例えば、ライブツアーと大型ライブに関して、企画とマネージメントをお願いできれば、早いうちに武道館公演を実現できるはずです。たとえばコンサートの売り上げをスターダスト、動員人数あたりのペイバックと物品の売り上げを所属事務所が取るなど、案配できるはずです。大規模なライブを成功させれば、Negiccoにも箔が付きます。
どこの事務所でもコンテンツが欲しいわけです。Negiccoはコンテンツとして魅力があります。ただ、それを売り込むマネージメントが弱いだけです。
武道館の現実性
たしか、武道館使用の予約は10月に抽選があります。もし今年(2017)中に武道館公演を実現できているのであれば、既に抽選は終わっているはずなので、青写真はもう引かれているという可能性もありますね。
武道館を借りるのはお金がかかります。会場の使用料が高額です。また、武道館ですので武道が優先されます。一日だけより、連続して借りる方が優先されます。特に最近は東京の「会場が足りない」問題のため、借りること自体が難しいのです。
つまり、武道館で一日だけ公演するのは通常コストが高く付くとともに、複数日数使用ではないため借りるのが難しいのです。2days公演が多いのは、会場を借りる都合もあるからです。また、Negiccoのレーベルメイトのアプガが先に武道館公演を実現しましたが、同じ運営グループに所属するJuice=Juiceと一日ずつ会場を分けて利用できたのが大きな要因です。
実際には、セットの建込みで前日も借りなくてはなりません。建込みにかかる1日分は利用料が半額になります。セットの撤去は公演終了後、その日のうちに行います。つまり2daysを行うには、2日半の使用料金が必要になります。1日公演で押さえたとしてもお金は1日半分かかることになります。2日公演なら1.25日分の料金ですから、1日のみの公演は割高になります。それにその他の費用もかかります。コストの問題としても、最低2daysで行う必要が通常あります。
準備に1日、公演に2日おさえるとして、その2日を他のグループと分けるという手もありますが、演出の都合もありなかなか難しいでしょう。事務所に他のアーティストが所属していれば、可能性はありますが、Negiccoの事務所は本人たちのみの所属です。多分、Negiccoが主催となり2日間公演を行うように、計画することになります。
すると現実的に武道館公演を行いやすいのは、15周年記念の年ではないでしょうか。つまり、今年(2017)か来年(2018)です。
Negiccoの場合、センターにもステージを作り、花道をメインとつなげるでしょう。このステージデザインならば、多分満席にするには最低でも7千から8千人ほどの入場者が必要です。2日間両日満席にするのは単独ではかなり難しいでしょう。
ならば、初日はNegiフェス、2日目を単独公演とするのが実現しやすいかと思います。15周年という区切りの年であれば、いろいろなアーティストさんからの協力を得られる可能性が大きくなります。フェスにすれば初日は満席にできるでしょう。
ただ、現状CDの売り上げからファンベースが約3千人、興味を持ってきてくれる人が1千人と少なめに見積もると、公演を成功させるにはNegiccoファンを倍以上に増やす必要があります。新しい戦略を練る必要があります。
曲調
客を増やす一番の方法は、大ヒット曲を出すことです。どのアーティストでもヒットを狙っているものです。しかし、なかなかヒットがでない世の中になっています。そこで、各事務所はあれこれと戦略を考えます。戦略を考えるには、まずNegiccoの強みを考える必要があります。
Negiccoは曲が良いと言われます。80年台や90年台の日本のポップの流れを受け継いでいると言われます。これは長所でもあり、短所でもあります。懐かしさを覚えさせることができますが、また逆に古臭くもあります。ネギヲタさんたちの文脈では「他のアイドルよりも、アイドル曲感が少ない」という意味でも使われているようです。
それを強化しようとしたのか、野音以降のバンドを引き連れたライブと楽曲が良ポップ路線へなりました。しかしながら、キャッチーさは少なくなりました。キャッチーとは、多くの人の目や耳を引きつけることです。
どこかでキャッチーでなければ、人々の目に留まりません。それは、良曲路線へ方針転換してからテレビやラジオなどの媒体への露出が減ってしまったことで証明されます。出演を決める人達は、何が多くの人達に届きそうか見極める仕事をしているプロです。もちろん曲の良さだけでなく、人気も考慮されるので、まだローカルアイドルのくくりのNegiccoは扱いがよくありません。同じ人気レベルであれば、アーティストの才能や曲がどの程度多くの人に届くかが判断材料になります。
実際、良ポップ路線ではその道に秀でたプロが既にいるわけです。それはアーティストの領域です。市場の売り上げで戦うのはアイドルではなく、より才能にあふれたアーティストたちです。これは分が悪い戦いです。アルバムT43は、アーティストの領域へ踏み込んでしまった感があります。本人たちは宣言していませんけれど。
良かった面もあります。良ポップを好む新しいファンを獲得できたことです。しかし同時に、バーディアまでに積み重ねたファン層のいくらかを手放すことになったでしょう。
愛かまで、より以前のキャッチーな路線に戻したことは良かったと思います。ただ今度は、良ポップ路線で得た新しいファンは、歓迎しないでしょう。CDやアルバムの売り上げは、その作品単体では決まりません。前作の影響を受けます。もしバーディアの後が愛かまであったら、もっとチャートを登れたと思います。(チャートが落ちたのは、集計方法変更の影響も受けていると思います。)
個人的には良ポップ路線より、キャッチーな作品に主眼を置いたほうが、アイドルとしてのNegiccoは生きると思います。アルバムではキャッチーな曲6割、よりアーティスティックな良ポップ4割ほどの割合が適切かと思います。ただ、シングルとして出すにはキャッチーさを失わないようにしていくべきでしょう。あまり良ポップを狙わずとも、Negicco自体の存在がかなりポップ(同時にど演歌)です。
週4日ライブ
もう一つの強みは、アイドルにしてはライブが穏やかで多幸感に溢れることでしょう。ネギヲタの皆さんは声を揃えて、「一度ライブに来てもらえば」と発言しています。
ライブに呼び込み、ファンを増やすには、ライブを増やす必要があります。赤字にならなければ良い程度の収益性で全国を回るのは良い手だと思います。
そのエリアで土日は大きめの箱で普通のライブをし、平日は小さ目の箱で少なくとも2日ライブを行うというのはどうでしょう。平日のライブはライブストリーミングします。とりあえずconnie曲中心とし、楽曲作成者のストリーミングにのせてよいと承諾を得たものだけで構成します。(セットリストは毎回変更するとしても、見ている人が飽きないように、connieさんにライブ用の新曲を次々と投入してもらいましょう。)
ストリーミングはステージを撮るカメラを一台固定、客席を撮るカメラ一台で構成します。画面のメインは当然ステージで、客席はファンが特定できないが、ケチャなどのヲタ芸程度はわかる程度の大きさで常時表示します。音声にはミックスやコールの声を乗せます。
つまり、ファンを具体的に特定できないようにし、ヲタ晒は絶対にしないようにします。これで、カメラに移りたくない人も安心して来てもらえます。ミックスとコールが音声に入っていれば、Negiccoに興味を持つ他のアイドルのファン、今までアイドルに興味がなかったがNegiccoライブに生きたい新規のファンが予習に使えます。
もちろん、ライブストリームの後はYoutubeなどへ上げておきます。興味を持った人を逃さないように、たくさんの公式動画を用意しておきましょう。
収益性を考えるなら、人が集まりやすい土日ですので、大きな箱は土日で行います。土日が忙しい人も世の中に多いのですから、平日のライブも開催します。
ライブは夜間ですので、昼間は仕事として、そのエリアの観光地を巡ったり、美味しい食事をしてください。その経験を地方のテレビやラジオ出演時に活かしてください。今までNegiccoの地方メディア出演では、その土地の情報を拾うのが下手でした。どこに出演しても似たような話になりがちです。もう少し、話を広げるために事前取材として基本的な観光地や有名店をいくつか抑えておくべきです。
また、新潟の観光特使の話を振られるため、新潟の宣伝が多くなりますが、地元の話が膨らまなかったのに、新潟の話が膨らんでしまうと、地元の人の印象はよくありません。あくまで、その土地を十分に褒めたうえで、新潟の話を控えめにしましょう。(もうちょっと、新潟の話もバリエーションをもたせましょう。いつも尋ねられることです。ネタを数多く用意しましょう。番組ごとに別の話ができるくらいにです。いつも、景色がよくて食事が美味しいから、一度来てくださいという話では具体性に書けますし、飽きられます。)
もし、武道館の実現を本当に目指すのであれば、東京中心、名古屋、大阪、新潟、そのほか新幹線で簡単に東京へ来られる所をメインにライブを行うのが良いですね。全国を回るのはファンを増やすことにとても役立ちますが、武道館公演には遠すぎる地方がほとんどです。遠ければ脚は遠のきます。比較的「手軽」にやってこられる新幹線で数時間圏内へライブの重点をおくのは、短期的な作戦として十分成り立ちます。
体力増強
ライブ数を増やすにせよ、現状のままにするにせよ、現在のNegiccoは体力的に不安的です。いくら地方に活躍の主戦場を置いているとはいえ、芸能人というのは特に人前に出てなんぼの商売です。体調管理は事務所はもちろん、本人がしっかりと行わなくてはなりません。芸能人自身が商品です。健康であることは商品価値を高めます。
体力を増強する手っ取り早い方法は、運動です。私はトレーナーではありませんが、筋肉をもっと付けたほうがよいかと思います。長いステージをこなしていますので、呼吸器系と筋肉の持久力は既に持っているでしょう。
現状でも、足腰の筋肉は付いていますが、それをもうちょっと付けても女性的な魅力は損なわれません。Negiccoより筋肉が付いている同じレーベルメイトのアプガメンバーが筋肉と病気への抵抗力を示すよい証拠でしょう。(筋量が少ない佐保さんが、一番風邪を引きやすいという点も関連を示す具体的な例としてわかりやすいかと思います。)上半身は、大いに改善の余地があります。
筋肉は付けすぎると可動域が狭くなるため、ダンスに支障がでますが、もちろんそこまでハードに鍛え上げる必要はありません。しかも、Negiccoのダンスは歌いながら踊るための振り付けで、ダンスの高度な技術と表現力を必要とはしていません。もし多少可動域が落ちることがあっても支障はないはずです。(Naoちゃんの体が固いのも、ファンなら皆知っているでしょう。)
現状、筋肉を増やし筋力を付けることには、たくさんのメリットがあります。直接的には体の感染症に対する抵抗力が上がります。ボディビルダーはコンテスト対策で脂肪を落とす時期とハードに追い込んだ後は免疫力が落ちますが、順調に増強している時期はそうそう風邪にかかりません。実際はNegiccoのように、まったく筋トレしていない人が筋肉を付けるのには、さほど激しいトレーニングは必要ありません。
間接的なメリットは、同じ動作、行動を行っても疲れにくくなります。筋肉が増える量、基礎代謝が上がります。カロリー消費が増えるので太りにくくなります。適切な運動により、睡眠の質が改善されます。
メンバー全員で、筋肉増強トレーニングを始めるのが吉です。病気や免疫を直接コントロールできませんが、筋トレは自分で行なえます。
ダメ元でコンタクトを
事務所のプッシュが弱い面を補うため、メンバーがダメ元で大物に直接コンタクトを取ってみてはいかがでしょう。
通常は事務所を通しても、大物相手にメッセージは届かないものですが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるです。一つ一つの確率は低くても、次々とチャレンジしてみれば、どこかが引っかかるものです。
例えば、Mステの出演者はタモリさんが選んでいるわけではありませんが、東京エリアでコンサートを開く時に「お時間があれば、一度お越しいただけませんか」と招待することは可能です。事務所を通すのではなく、メンバーが個人で手紙を書き、頼んでみるのです。
他にも興味を持ってくれる芸能人や、地方へ行くときにはその地方の音楽的な重鎮、小倉智昭さんなどの音楽好きな有名人には必ずメッセージを繰り返し送りましょう。特に小倉さんは好きな音楽の幅も広いですし、K−popブームの前に少女時代をいち早く評価していた人です。Negiccoのライブを見てもらえば、何らかのチャンスができるかもしれません。昨年はハイレゾ大賞の審査で、音源をチェックしてくれているはずです。今はコンタクトの取りどきです。こういう細かいチャンスを事務所がつなぐのはもちろん、各メンバー個人でもコンタクトを取ってみるべきでしょう。
相手に直接メッセージが届かなくても、周りの相手方スタッフが気にかけてくれることもあります。本当に時間が空いた時、数分間来場してくれることもあるでしょう。それで良いのです。とにかく数多くチャンスを作れば良いのです。
全てを「事務所を通す」という芸能界の暗黙のルールに縛られているのでは、多分間に合いません。個人レベルでメッセージを発するのは、「届く可能性が低い」だけで、実際はルール違反ですらないのですが、多くの芸能人の卵でさえも行っていないのではないでしょうか。
つまり、まだまだできることはたくさんあります。
connie楽曲
connieさんがNegiccoの音楽面のメインプロデューサーである限り、connieさんが紹介される時に「Negiccoのプロデューサーである」と紹介されます。
ならば、connieさんがいろいろなところに楽曲を提供することは、それも良いプロモーションです。
特に、同じ新潟で活動するNGTとの協力は話題性があります。秋元氏作詞、connie作曲でNegiccoとNGT両方から曲が出せればWin−Winの関係が成り立つでしょう。(もしスターダストと提携するとなると、NGTと絡むのは難しいですね。)
家を出る覚悟
もっと売れることを考えたら、在京するのが仕事が多いという点でやはり有利でしょうが、Negiccoは「地方で純粋培養」なところも魅力ですから、無理でしょう。
ただ、よりプロモーション色を強くした全国ツアーは必要です。結果として、家族といるよりもメンバーといる時間が長くなるほど、忙しくならなくてはいけません。
三人共に家族大好き傾向がツイートから見受けられます。家庭がやすらぎの場であり、体と心の回復に役立つことは良いことですが、逃げ場になったり、固執したりはだめです。
忙しくなり、家族から離れることが多くなることを受け入れましょう。より、三人で支えられるようになりましょう。
あまり、新潟や家族に固執してしまえば、全国展開に向けての障害になります。特にメンタル面で、イケイケ感が抑えられます。
悪いファン
イベント現場の厄介のことではありません。ネット上の話です。
例えば、Negiccoは新潟のテレビ番組によく出演しますが、その動画がアップされることはめったにありません。Negiccoのファンは大人で、規律を守る方が多いようです。そのため、著作権も守り、結果動画が少ない状況です。
これが、既に人気を十分に獲得したアーティストやアイドルなら、違法動画が山のようにアップされています。厳密には違反ですが、運営サイドでは大目に見ている部分があります。理由は単純で、プロモーションにつながるからです。
そもそも、十分に人気のある芸能人であればテレビ出演料はそれなりでしょうが、まだ人気のでていない芸能人であれば雀の涙でしょう。それでも出る目的は良いプロモーションだからです。プロモーションのためにでたのですから、それがより多くの人の目に触れてもらったほうが得です。
コンサートDVDやブルーレイの一部がアップされるのも、当然違法ですが、人気のあるアイドルでは数多く存在しています。運営にとって不利になるはず。この手の商品は販売直後が一番売れます。その時期はさすがに違法動画は削除申請されます。しかし、売り上げはすぐに落ちます。この時期から、さほど神経質に削除されなくなります。数日間隔で削除されるようになり、数週間、一ヶ月と伸びていき、やがてさほど長くないものは放置されます。
もちろん、違法動画を見つけるために人員を割いていられないという都合もありますが、その動画を見てコンテンツを購入してくれることや、グループのファンになってくれることを期待しての放置でもあります。
動画の多さ自体は、検索に有利には働きませんが、ある芸能人が気になった時に、その動画が多くあるということは、それだけ引きつける時間と回数が増えるということです。つまり発火のきっかけにはなりませんが、燃料をたっぷりと用意することなのです。
私自身、お気に入りアーティストを見つけるには、こうした動画に頼っています。それがいちいち公式映像か、違法アップロードなのかは気にしません。動画を含め、情報が多いところにより惹かれます。特に動画は情報をたくさん提供してくれますので、一番のポイントになっています。
ファンが増えれば、アップする人も増えていくでしょう。しかし、現状人気の割にはアップする人は少ないですね。著作権違反なのですが、人気の爆発を助けるプロモーションという点では、手助けになります。私は現在のネット社会では必要悪として、もっとNegiccoの動画がアップされることに期待しています。
意見のあるファン
人気アーティスト・アイドルでは、このような個人が書いた記事が一週間に数本でてきます。それも人気のバロメーターです。
「普通の人は、ブログなんて、もう書かなくなった♪」
そこで、ツイートだけで済ませてしまいがちですが、皆さんの熱い声もNegiccoに興味を持つ人を増やすには、微力ながらも役立ちます。
ツイートを見ている限り、意見をお持ちの方はたくさんいらっしゃるようです。その思いをどこかで吐き出しましょう。
共感も反感もあるでしょう。しかし、それも盛り上がりです。今のNegiccoに必要なエネルギーです。
2017年1月7日追記
ツイートをみる限り、皆休みを取り、調子が良いようです。
この調子で行ってくれれば、ファンもハッピーですし、武道館公演なんぞすぐに実現できますよ。