少女時代所属、SMエンタの有名な会長、イ・スマン氏のインタビューがあります。
朝鮮日報のオンライン版ですので、公開時期を過ぎると読めなくなります。これを、日本語に訳してくれている方がいらっしゃいます。
この記事によると、会長はアジア、ヨーロッパ、次はアメリカ、最終的には中国制覇を目指しているようです。中国制覇はもうちょっと先の話で、中国に世界一のエンターテイメント市場が形成された頃を狙っているようです。
SMエンタとしては今現在、アメリカ進出を目指していないという他の情報も考慮すると、今現在のメインターゲットは日本で、現在はヨーロッパを制覇する準備段階といったところでしょう。
しかし、韓国のアーティストに対する世界の欲求は、イ・スマン会長の思惑をも超えて広がっているようです。今現在でもヨーロッパに進出すれば、すぐに市場を席巻できそうな勢いです。
次のアメリカ、これこそ正念場といったところでしょう。実際、過去のSMTOWN、ロスエンジェルス公演は、アジア人が30%だけだとも、記事で触れられています。残りの70%全部がアメリカ人とは言いませんが、それに近い観客であったとすれば、希望がないわけではありません。
口の悪い人は、ロス公演を「現地の韓国人が集まっただけ」とけなしますが、そうでは無いようですね。実際、二世、三世の方々にとって母国はアメリカです。日本人の二世、三世のかたが嫌なのは、日本人が同族として接してくることだそうです。ここら辺の話しは、韓国系二世、三世でも同様なようで、韓国人が同族として愛着を持つことに戸惑うそうですよ。
そういう状況であるので、愛国心だけをもとに観客を集めることは、不可能です。純粋なエンターテイメントとしての魅力が、アメリカでも人気を得た理由でしょう。
イ・スマン氏は世界を見ているようです。私は、このような大きなが大好きです。
すると時より聞こえてくる、SMエンタの愛国的な発言は、会長の意にそぐわない物であると考えた方が良さそうです。
SMエンタはSM Entertainmentから、SM Internationalになるべきでしょう。今の、韓国人だけの会社構成から、もっと世界中の人が集まる、会社に変貌していくことを願っています。