Wet Shaving ProductsのTobaccoシェービングソープをレビューしました。
以下の画像はWet Shaving Products(以降、WSP)の購入ページヘリンクしてあります。
米アマゾンからシェービングソープを購入する記事を書いておきながら、実際に購入できる香りのレビューをしていないため、片手落ち感がありました。
そこで、すぐに米アマゾンから輸入したのですが、届いた製品の缶が傷だらけで、しかもフタが開いている状態だったため、返品したわけです。
返品時に使った送料と製品本体+送料の按分で、23ドルほどアカウントに戻ってきたので、あらためてTobaccoソープと別の香りのソープでWSPの製品が2つ、それに既にレビューを書いた、Smolderソープを購入しました。
また、余計にお金を払って、3つ輸入したという、アマゾンの罠にかかったようなものです。
この製品は獣脂を使用していない、ビーガンバージョンですので、基本的な性質はSummer Breezeソープのレビューをご覧ください。今回は香りだけの説明です。
香り
WSPソープの紹介記事の最後で紹介しましたが、「どの香りを薦めてくれる?」という質問をFacebookのWSPグループで行いましたら、皆が口を揃えたように、このTobacco、タバコを勧めてくれました。
半信半疑でありながらも、「これだけは、最低でも試さなくては」という義務感を持ちました。実際のレビューは、一度返品したため、今回まで延期しました。未使用のまま返品したため、缶を開けた時の香りと、実際に剃る時の香りの変化を確認できなかったためです。
実のところTobaccoソープは、最初に立ち上がるカンファー臭が強いため、さほどよい香りには思えませんでした。しかし、数時間経つとまた嗅ぎたくなる香りです。麻薬のように常習性、習慣性がある香りです。
一言でいうならば、「キンカン」の香りです。「キンカン塗って〜、また塗って〜♪」で古い方にはお馴染みの、キンカンです。ただし、タバコの香りがきちんと主張しています。
もしくは、昔(最近でも売っていますが)あった、コーラの粉末ジュース、最近ではグミのコーラ味の甘めの香りをなくして、タバコの香りを少し足したものと表現したほうが、多くの人にわかりやすいかもしれません。もともと、粉ジュースのコーラ味は、タバコの葉の香りと近いものがあります。
私は喫煙者ではありません。喫煙の煙が苦手です。タバコには香料で香りが付けてあるのですが、それを含めたタバコの香りは好きでありません。それでも、このソープの香りは不快に思いません。確かに、多くのWSPソープユーザが勧めてくれた通り、良い香りです。最初の印象から、徐々に変化しました。
昔はアチラコチラでタバコの生産を行っていたので、タバコの葉自体の香りが脳裏のどこかに記録されていたのですが、その香りです。ただ、大昔のことですので、生の葉の香りなのか、乾燥させ発酵が進んだ状態だったのかまでは思い出せません。
「タバコ、月桂樹の葉、シダ」
カンファー(樟脳)臭は月桂樹の葉のものでしょう。ただ、月桂樹の葉はもうちょっと甘い爽やかな香りですので、多分タバコの葉のカンファー臭も合わさって、現状の強さになっているかと思われます。
そしてシダがいい味を出しています。カンファー類の刺激的な香りに、シダの落ち着いた土臭さがマッチしています。
この香りは全体が一体となっています。3つの香りが全部ベースノートのようなものですので、時間による香りの変化は少ないです。缶を開けた時、ローディング、顔に泡を乗せた時、洗い流した後に時々感じる残り香、すべて同じ香りです。
男性的な香りとして人気のあるサンダルウッドと共に、特にアメリカではBay Ramが人気がありますが、Bay Ramはラム酒に月桂樹で香りをつけたものです。
タバコに月桂樹、シダというコンビネーションは、まさに「男性的」です。喫煙する男性にプレゼントとしてシェービングソープを送るのであれば、おすすめです。最初は月桂樹の香りの部分で、眉をひそめるかもしれませんが、すぐに馴染みのあるタバコと全体のハーモニーにはまることでしょう。
もちろん、ソープコレクターの方にもおすすめします。この香りはビーガンバージョンだけでなく、獣脂を使用したフォーミュラTにもあります。フォーミュラTバージョンはAmazon.comから購入は今のところできませんので、取り扱っている小売店を見つけるか、WSPのホームページで直接購入となります。