Titanストレートレザー、到着

Titanの中華ストレートレザーが到着しました。現時点のレポートです。

使用レポートについては後日公開します。購入した商品は次のリンクからどうぞ。

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値段ではラインナップの下から二番目です。目をつけていたのはもう千円ほど高いものだったのですが、購入する時点で比較したら、何が異なるのかわからないため、お試しで安い方にしたわけです。

この記事の投稿時点で20%オフをやっていますので、私が購入したときよりだいぶ安くなっています。また、購入する値段によっては、クーポンも利用できるかもしれません。(クーポンは自動的に表示されます。たいてい使用条件に「いくら以上購入」という条件があります。自動表示されない時でも、その売り手の名前のリンクをクリックし、トップページへ移動すると、クーポンが設定されている場合は見つけることができます。)

今は何が違うのか分かりました。同じ商品で値段が千円異なるのは、おまけに革砥がついてくるかどうかでした。安い方は布砥だけで、高い方は布砥と革砥がついてきます。より高級な商品帯は、刃の材料がステンレスになります。仕上げもきれいです。

到着時には油がたっぷりスプレーされており、一部は小さな玉になっていました。

写真ではポイント(刃の先端側のこと)の形が「スクエア(四角)ポイント」に近い、「ラウンド(丸み)ポイント」ですが、実際に届いた商品は完全なラウンドポイントです。

安い商品だけあり、ポイントと刃元の曲線部分はグラインダーで削ったままです。特に今回届いた商品では、ポイントの切り刃に近い部分に、グラインダーをかけた時のバリが残ったままでした。この点により、AliExpressでの評価は星を一つ減らし、4つとしました。(面倒なので木製の机にこすりつけて落としてしまいました。)

届いた時点でも、一応腕の毛やすね毛は、乾いた状態で剃れます。ただ、少々刃が荒く、引っかかる感じがしました。後ほど、付属のパンフレットに書かれているとおりに布砥にワックスを付け、ラッピング(こすって傷を落としたり、切れ味を上げること)を数十回行いましたら、非常によく切れるようになりました。

刃の形は「ハーフフォロ(half=1/2 follow ground)」になるかと思います。形の呼び方も統一されているわけではないようですが、まあ一般的な「髭を剃る」ための、ストレートレザーの形状です。

切り刃(cutting edge)は完全な直線ではなく、両端の1センチ程度が緩やかにカーブしています。刃の部分は約7.5センチ、切り刃は約7センチです。

スケール(ハンドル)

スケールはマホガニーです。赤木です。刃にスプレーしてあった、錆止めの油が多すぎたのか、一部スケールの内側に染みていますが、目立つほどではありません。

スケールは外側を磨いて艶を出しています。内側は処理をしていないのでザラザラ感が見て取れます。

Titanのレザーはスケールが大きすぎるという英語フォーラムへの投稿が目立ちましたが、さほどではありません。

注意:後ほど気づきましたが、閉じた状態で刃元に近い方の刃がスケールギリギリに収まるくらいです。うっかり強く握り、指先の皮膚がスケールの隙間に入ってしまうと、切れるかもしれません。まあ、西洋カミソリを意図して強く握ろうする人はいないと思いますが、注意が必要です。

ケース

初めからケースはおまけとしか考えていないので、品質への期待はしていませんでした。なにせ使い始めたら、旅行などで持ち歩かない限り不要品です。

人工皮革です。この手のケースによく見られるようにボール紙を芯として皮を縫い合わせたものです。(実のところ高級ケースでも、芯はボール紙だったりします。)ケースのヘリを補強する金具が意外と固くしっかりしていますが、バリの処理が甘く、指先に多少引っかかります。

中はレザーの根本を差し込む人工皮革のポケットと、固定するためのゴムバンドが縫ってあります。ゴムバンドはきつすぎるので、ケースを多用すればすぐに伸びてしまうでしょう。

ジッパーはそれなりの品質で、動きがやや固いので、一番最初に壊れるとしたらジッパーでしょう。

布砥

細手のデニム地の布砥です。ペラペラです。表面はまあ良いとしても、ウラ面の仕上げが粗いです。その割には金具はけっこうしっかりしています。金具の引っ掛ける部分は開けるようにはなっていますが、5ミリ程度しか開きません。

ペラペラですがきちんと引っ張り、張力を与えてやれば、そんなに強くカミソリを押し付けるわけでないですから、使えます。しかし、当然ながら、より本格的な革砥が欲しくなります。

ワックス

ワックスは昔のマッチ箱程度の小さいものです。現在気温は25度程度ですが、固さとしては練っていない油粘土のような感じです。

実際、臭いも油粘土の香りです。含まれている成分は書かれていないため、不明です。

付属の布砥には、力を入れずとも、こすりつければ簡単に広がり、デニム地の地を埋めることができます。ただ、大量にこすりつけるのか、それとも軽く塗る程度で良いのか、そこまでは説明がないのでわかりません。

保証書

製品のカードらしきものが、説明写真にありましたが、なんと日本語でかかれた保証書でした。フォントは中華フォントっぽいです。日本製品に見せかけようとしたのではないかと思います。日本市場向けにこれをやったのだとしたら、余りにもお粗末です。多分、欧米人向けの演出でしょう。

この保証書には実際何も記入されていませんし、どの程度の期日保証するかもかかれていないため、モノの役には経ちません。今回はAliExpressで購入したので、AliExpressの保証システムにより、購入者としての私が守られるわけです。

パンフレット

パンフレットには、付属布砥とワックスの使用方法が写真入りで説明されています。この記事を読んで購入する方もいらっしゃるかもしれません。一応説明しておきます。

  1. シェービングを始める前に、布との中央部分にワックスを塗る。
  2. レザーの背の部分を使い、ワックスを塗った部分を3から5回、こすりつける。
  3. 布砥を張り、レザーの背から刃先の方向へ、10回ラッピングする。
  4. 次に逆の方向へ、6から8回ラッピングする。その後レザーを洗う。

説明最後のコマは、「この特別なワックスはレザーの切れ味を永遠に保ちます」です。すると、多少は研磨成分が含まれていると考えたほうが良さそうです。

海外フォーラムの評価の傾向として、Titan製品へのダメ出しは「到着時に、すぐ剃れるように刃がついていない」というものが多いようです。幸いにも、今回はきれいに研いでありました。また、ダメ出ししていても「研いだら、使えた。刃には問題がない」という内容も目立ちます。ですから、そこそこ、使えるのではないかと期待しています。(追記:使用レポートも公開し始めました。そちらもご覧ください。)


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