レビュー、Taylor of Old Bond Streetシェービングクリーム(アボカド)

The Taylor of Old Bonds Streetのアボカドシェービングクリームのレビューです。

このクリームにはとても困りました。状況が複雑です。まず、順を追って説明していきたいと思います。(追記:最後にいくらか追記しました。)

評判

このクリームは、人気のあるサンダルウッドクリームなどのTOBS標準的な成分構成とは異なっていました。アボカドオイルが含まれ、より滑りやすいので「シェービング初心者」に勧める意見が多かったのです。

今回、TOBSのレビューをまとめて行った理由は、TOBSがチューブ入りクリームの特売を行っていたので、このブランドのクリームを紹介するために、購入しました。はじめから、レビュー目的で購入しました。そのため、特徴があるものを紹介しつつ、標準的な構成のクリームであっても、使用感に差があるかを調べるために購入するクリームを選びました。

割引の条件が4本一組みでしたので、標準的な構成のMr.Taylor、ココナッツ、St.James、アボカドオイルが含まれていて、使用感が異なることを期待しつつアボカド、それに好きな香りとしてローズをチューブではなく、ポットで購入しました。全部で5種類です。ほとんどレビューは書き終わっており、残りはMr.Taylorと、今回のアボカドです。

ファーストインプレッション

期待しつつ、初めて使ってみました。

クリームの硬さは、少々柔らかいようです。泡立ちはスムーズですがモッコリした硬めでした。泡立てる段階で、他の製品と異なる感触でした。

実際に髭を剃ってみると、他の製品より滑りませんでした。剃り終わった後、かなりヒリヒリしました。

いろいろな人がコメントやレビューで書いている「スムーズさ」がさほどありません。そこで、「滑りが悪いため、カミソリ負けしたのか」と、この時点では結論づけました。

構成物の確認

評判と逆だったため、なんとなくおかしいと思い、リストされている構成物をチェックしてみました。すると、なんと標準的なクリームとほとんど同じでした。含まれているはずのアボカドオイルが入っていませんでした。

すると逆に疑問がわきました。他のクリームと構成がほとんど同じなのに、どうしてこれほど使用感が異なるのか解せませんでした。

念の為にTOBSのサイトを確認すると、アボカドチューブの製品ページには、構成物は書かれていません。ポッド(容器)入りの方はリストされており、ちゃんとアボカドオイルが含まれています。

するとこの時点の可能性として、以下の状況が考えられます。

1. 原料が変更され、他のクリームと同じになり、アボカドオイルは含まれていない。
2. チューブはポットと異なる成分構成で、ポットにはアボカドオイルが含まれる。
3. 本当はアボカドオイルが含まれているが、製品のリストがミスっている。

試す

いろいろ一週間以上試しました。フェイスラザーしたり、ボールで泡立たりしました。ボールで泡立てる際に水分量をいろいろ変えたり、熱いお湯を使って見たりもしました。

続けて使っていると、最初に肌の上に置いただけでもひりひりするようになりました。そして、もう一つの可能性が出てきました。「自分の肌には合わない、多分アレルギー反応がでている。」

結局、どんな方法を使っても、うまく剃れませんでした。滑りが足りないこと、ヒリヒリするので追い込んで剃れないことが原因です。

一応、念の為に、問題の起きていないローズやココナッツを使ってみました。今までどおり、問題なく剃れました。

St.Jamesクリーム

このとき、まだ試していなかったSt.Jamesクリームも使用してみました。すると、泡の特徴がアボカドと似ていました。さらに、塗っただけでもひりひりするも一緒です。このクリームの構成物は、リストによると標準的なものです。

標準構成クリームと異なり、硬めの泡ができる2種のクリームで、ヒリヒリするという共通の現象がでました。構成物はほぼ一緒です。もちろん細かい分量まで一緒であるかはわかりません。更に可能性が考えられます。

1. 材料の配合ミス、混合が不十分で刺激のある成分が濃いなど、製造上のミス。
2. 上記の製造ミス、もしくは原料の配合の違いで、pHが異なる。

ひりひりするのはアレルギーなのかもしれませんし、そうでなく製品のせいかもしれません。両方かもしれません。クリームの特性とヒリヒリはどうやら関係がありそうなことはわかりましたが、これ以上調べるのは、痛みのため無理です。

敏感肌対策

いずれにせよ、どうにか工夫して剃れる方法を紹介しておくのも、意味があるかもしれません。不鬱なら、どんな製品でもひりひりする人は、たいてい十分に髭を軟化していないか、髭剃りの角度が間違っているか主な原因だと私は思っていますが、本当に敏感でアレルギーを起こしている可能性もあります。そうした人に、対処法を身を持って証明するチャンスです。

既に他のポストでも紹介しましたが、解決策としてはひげを軟化した後に、オイルを塗ることです。プレシェーブオイルを使う場合は、オイルと香料以外含まないものを選びます。より安全な方法として、上質なオリーブ油かホホバ油、椿油を使うと良いでしょう。刺激の一番の原因は香料だと言われています。植物油であれば香料は含まれていません。

アレルギーが起きるには、たいてい原因物質と過去に接触しています。例えばナッツ類のアレルギーであるなら、過去に食べたり、ナッツから絞り出したオイルを肌に塗ったりしているのです。ほとんどの方は日本人であっても椿オイルは使用したことがないはずです。ですから、椿オイルにアレルギーを持っている可能性が少ないので、心配であれば最初に椿オイルを試してみるのが良いかもしれません。

髭を十分に軟化した後に、ボウルで泡立てた泡を塗っていきます。ブラシの腹を使って塗ります。毛先で泡立てないようにしましょう。

私は3パス目で追い込んで剃るのですが、2パス目までは問題なく剃れました。さすがに3パスまで行うと、オイルが取れてしまうのか、追い込んだ部分はひりひりします。

今回は、朝の髭剃りで試しました。入浴、シャワー時のほうが髭が断然柔らかいですので、簡単に深ぞり可能です。より力を抜いて剃れます。肌にも優しいですので、入浴時であれば問題なくオイルを使い、剃ることができそうです。ただ、こぼした時のスリップに注意ですね。

香り

香りは好き嫌いが別れると思います。私の場合はきちんとアボカドの香りが一番しますが、キュウリの香りだというコメントが多いようです。TOBSの説明にもアボカドにキュウリの香りを足していると書かれています。

さらに花の香も加えてあります。どうにか説明すると「アボカド+ココナッツ」が近いと思います。キュウリの香りというのは青臭さだと思いますが、それは若いアボカドも持っている香りです。それがフローラルの甘めの香りにより、ココナッツに似た香りになっています。

アボカドやキュウリの青臭い香りがダメな人には向いていません。決して青臭さが強いわけではありません。全体としてよいアクセントとなっています。バランスは取れているかと思いますが、嫌いな人は嫌いな部分を強く感じる傾向がありますので、青臭さが嫌いな人は、この香りもダメでしょう。

香りの強さとしてはTOBS標準的です。きちんと泡を洗い流せば、持続する香りではありません。

結論

今回のトラブルは何が原因かはわかりません。いろいろな可能性が考えられます。ただし、いずれにせよ、何かが間違っている可能性があります。

日本であれば、製造ロットごとにサンプルとっていますので、クレームつければ返事が返ってくるのでしょうが、ここは別のことで2回問い合わせをしましたが、返事は戻ってきていません。遠い国とは言え、古い家族経営で、製造を外注している状況ですので、日本のようなレスポンスも期待できません。

諸々鑑みると、売れている製品をポットで購入するのが一番安全かと思います。そうした意味で試したことがない方は、標準肌でしたらサンダルウッドかEtonカレッジあたりが売れ筋ですので、初めてでしたらおすすめします。あまり変わったところは狙わないほうがよいでしょう。

追記

2016年6月11日

やや使いこなせるようになりました。既に書いた通り、どうも他の製品に適した水分量だと「滑らず、泡が硬め」になります。フェイスラザーで、水分をだいぶ少なくし、かなりねっとりとした泡で使用してみたら、2パスまでヒリヒリせずに剃れました。3パス目にブラシから泡を塗ったときに、しみました。

3パス目で、他の製品よりも髭を柔らかくする性能が高いことに気が付きました。アルカリ度が高いのかもしれません。ひりひりするのは、pHの高さと関連があるかもしれません。pHとは関連なく、単に香料成分のアレルギーの可能性もまだあります。

また、時々使用して、研究してみます。

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