これ以降の3記事は、中井りか氏(以降中井と略)がどういう人間なのかを分析・推察しています。あなたがファンであっても、アンチであっても、アイドル中井の言動の動機が少し理解できるようになります。
あまりにも、闇雲に中井を信じているファンは、彼女とファンとして冷静に付き合っていくのが大切です。キャバ嬢との会話を楽しむように、会話には嘘が含まれており、それを含め楽しむような、気軽なお付き合いがよろしいかと思います。本気で惚れないようにしましょう。
アンチの人は、中井をかまわなくても、平気になります。理解は憎しみを解く薬になります。嫌いな人に憎悪し固着するのは、人生の無駄です。もし3日間憎悪の気持ちを持って過ごしたら、その3日間人生を損したことになります。もっと楽しいこと、自分が好きなアーティストやアイドル、メンバーに注意を向けましょう。
彼女の動向を理解するには、仮面、性格、罪悪感の3つを理解すればよいのです。今回は、仮面についての説明です。
なお、この一連の記事は、あくまでも筆者の主観によるものです。専門家による分析ではありません。筆者は意見を押し付けません。お読みになられる方が、自分で調べ、自分で考察し、結論を出してください。
仮面
人間は外部や環境と適応するため、本来の自分ではなく、その状況に適した役割を演じることがあります。別の言葉で言えば、仮面(ペルソナ)を付け替えます。(注:心理学の用語のペルソナの解説とは異なりますが、アカデミックな記事ではなく、あるスキャンダルを起こしたアイドルの動向を説明するための、ファン向けの表現であると、理解してください。)
本来の中井りかは我が強く、「自分の思い通りにやる」わがままな性格です。有名人で例えるなら、若き日の和田アキ子氏に似ています。現状の「炎上」キャラクターのほうが地に近いのです。また、「強い」性格でもあります。日本(世界の大抵のところ)の文化では、「男性的」な性格です。
そんな彼女がアイドルらしい、「可愛い、キャピキャピした」仮面を加入当初からファンに向けて被っていました。そのモデルは、中井自身がファンであったNMB48の渡辺美優紀です。
この頃、ファンの一部から「渡辺美優紀に雰囲気が似ている」と言われていました。それもそのはずで、中井りかは渡辺美優紀をロールモデルにして、憧れていた渡辺美優紀の仮面を被り、ファンと接していました。
NMB48は難波で大阪にあります。中井がこの仮面を被っていた証拠は、富山出身で新潟でアイドルをしていた彼女が、柔らかい大阪弁をときより話していたことです。渡辺美優紀の仮面を被っていたため、知ってか知らずかときより大阪弁を使っていました。Showroomを始めた頃の動画を見てもらえば、確認できます。
アイドルファン用語に「釣り」という言葉があります。愛嬌でファンを獲得することです。特にファン獲得能力が高いアイドルを「釣り師」と言います。渡辺美優紀はまさに釣り師でした。彼女の仮面を被った中井も、すぐに釣り師と呼ばれるようになります。
まだ炎上キャラになっていないこの時期でも、素の中井の様子が、アイドルでいる時とはだいぶ異なることが、新潟のファンや市民からときより情報発信されていました。いつからか、新潟のファンや市民からの情報発信はピタリと止まりましたので、自発的に気をつけるようになったか、運営が見つけて注意したのでしょう。
仮面を外す
仮面は本来の自分、本来の性格ではありません。そのため、被っていると段々重くなり、被りづらくなっていきます。特に中井の場合、渡辺美優紀というアイドルが発信した偶像と、中井の性格は真逆ですから、普通に被るだけでも、重荷になったことでしょう。(渡辺美優紀氏の性格タイプと中井のタイプは同じです。渡辺氏が被っていたアイドルの仮面を中井も被ったということです。)
釣り師から炎上キャラになった理由を「もともとキャピキャピなアイドルになりたかったが、演じるのが辛くなってきた」からだと、何度か本人も話しています。
アイドルアイドルした渡辺の仮面をかぶれなくなり始めた時期は、交際を初めたと推察される時期と重なります。それまでは握手会はいつも「神対応」で、人気において一人勝ちの状況、個人動画発信サービスのShowroomではアイドル性と企画、ファン対応力を見せ、こちらも高い人気でした。
交際を始めるということは、ファンを裏切ることです。AKBグループのアイドルには、恋愛禁止が暗黙とは言えルールになっています。多くのファンは、恋愛を犠牲にしてアイドルをやっているところに惹かれます。
誰でもマイナスの気持ちがあれば、仮面は被りづらくなります。たとえば、自分が何かの販売をしているところを想像してください。「良い店員」の仮面を被り、お客と接し、販売します。ところが、病気だとか、調子が悪いとか、感情が乱れているとか、マイナス要素を持っている時は、その仮面は普段より被りづらくなります。外から見れば、普段の仮面を被っている様子と違うため、調子がおかしいのが分かります。
交際を開始し、ファンを裏切っている罪悪感により、仮面が段々と被りづらくなります。それでもしばらくは、仮面を被り続けますが、安定しなくなります。
それは、次のように現れてきました。誰にでも「神対応」だった握手は、時に真逆な「塩対応」になったり、特定のファンにだけ対応が良くなったりと、安定しません。握手では、自分だけのファンになるように強要し始めました。他のメンバーと握手すると浮気だと責め始めました。Showroomでは、仮面を被りアイドルらしくいたり、本来の自分である強さでアンチと対抗したり、アンチの言葉で傷ついた弱々しい役を演じたりしました。
アイドルの仮面が安定せず、中井本来の性格の攻撃性が出てきたのです。
このような傾向が続き、段々とファンは離れていきました。
本来の性格に近い、炎上キャラを確立した現在は、本来の性格をそのまま出し、アイドル性が必要な場面のみ、短い間仮面を被ってます。たとえば先日、NGTのチームGの劇場公演初日が行われましたが、そのときは勤めて仮面をつけようとしていました。しかし、スキャンダル後初めての公演出演だったため、最初は不安が顔に出て、押しつぶされそうな表情でした。冒頭にある寸劇の途中から、スキャンダルによる自分への批判的なリアクションを観客から受けないことが分かってからは仮面をしっかりかぶり、アイドルらしくなっていました。しかし、公演中ずっとは被っていられないようで、ときより気が緩むと仏頂面になっている様子がDMMの公演動画サービスにより配信されました。
スキャンダル後の仮面
同棲を文春にスキャンダル報道された以降、特に幼い子供の仮面を被るようになりました。
インスタグラムやツイッターで、極端に頬を細め、顎を細く見せ、目を丸く開き、子供のような顔の写真を中井は配信しています。
同じNGTの荻野由佳はツイッターで、中井のイタズラのことを写真付きでツイートしています。
これは、本人がアイドルであるのに、自宅に彼氏を連れ込んでいたという事実がメンバーや世間に暴露され、さらにそれまでは上り調子で周りに横柄な態度をとりがちであったことで、非常に罪悪感や恥を感じたのですが、性格上それを認めることができないため、外側に向けては、おちゃらけた純粋な子供の姿を見せているのです。
要するに、自分の心の弱さに直面できないがため、内側に弱い部分をあるのを隠すために、更に攻撃を避けるために、幼い子供の仮面を被っています。本来の性格では、総選挙開票イベントでのスピーチのように、悪態をついたり、尊大な態度で、自分はダメージを受けていないことを強調したいのですが、相手が自分に近いNGTのメンバーだったり、AKBグループの先輩がいる状況では、それが出せません。運営からも荒ぶる性格面は表に出さないように注意されたことでしょう。そのため、新しい別の仮面を被ることで逃避しています。
スキャンダル後のSNS利用や動画配信でも、相変わらず炎上することを繰り返しています。そのため、SNSは運営の管理が厳しくなりました。炎上するような投稿は、すぐに削除されます。Showroomは一度解禁されましたが、非常に敵対的な態度の配信で、第三者の目で見ても反省が見られない内容でしたので、再度運営から止められているようで、以降配信されていません。(追記:2018年7月10日、レギュラー番組の前に、前日に発表された4枚目シングルのリリースについて、穏やかな短い配信が行われました。)
そのため、彼女が子供のような顔を見せるのは、インスタグラムかツイッターの写真だけです。もし、Showroomのような動画であれば、もともと使っていた「三歳児キャラ」を持ち出して来るでしょう。
また、自己プロデュース能力が高い彼女は、そうした写真で新しいファンを獲得できることを知っています。多少のフォロワー増加傾向を見せています。しかし、彼女が思っているほど伸びないでしょう。
仮面の見分け方
彼女の性格では、良い感情の状態であれば、リーダーシップが目立ってきます。責任も取れるようになりますし、悪いところを自覚し謝罪もできます。悪い感情の状態であれば、炎上キャラでおなじみの対抗心、攻撃性、怒りが目立ってきます。その中間の状態であれば、一匹狼的な特性です。性格と状態の移行については、次の投稿で詳細に説明します。
そうした、性格から出てくる特性に見られない資質は、ほとんど仮面です。それは、彼女に限らず私達全員がそうなのです。性格で包まれた内側には、その人本来の特質があるのですが、それを発揮できるようになるには、精神・感情的に良い段階へ上がる必要があります。現状、彼女は人々の間に見られる平均的な状態から、良くない不健全な状態の間で推移しています。彼氏と交際をはじめた頃から、良い状態へ戻ったことはありません。